マッサージ屋2号店

恋の罪のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

恋の罪(2011年製作の映画)
4.0
渋谷区のラブホテル街にある廃墟となったアパート内で切断された女性の遺体が発見された。
刑事の吉田和子(水野美紀)は捜査するうちに大学教授の尾沢美津子(冨樫真)、有名作家の妻・菊池いずみ(神楽坂恵)に浮かびあがるも・・・。

劇場公開時以来、久しぶりの鑑賞です。
当時は水野美紀の全裸ヌード目当てで見に行きましたね〜。
終わってみればオープニングだけでしたが(笑)

それより園子温監督がまだまだブッ飛んでいた頃の作品なので、作中のパワーに圧倒された記憶があります。
実際に起きた“東電OL殺人事件”をモチーフにしたもの。
未解決事件ですし実際はどうなのか分かりませんが、エリート女性がなぜ立ちんぼをしてたのかの可能性のひとつとして考えると興味深いものではあります。

ありきたりな日常から脱出する為なのか、トラウマからなのか。
普通に暮らしている人間が闇の部分はあっても不思議ではない。

水野美紀演じる主婦でもあり、敏腕刑事でもある主人公が実は…ってのもありそうな話ですしね。
アンジャッシュ児嶋がドS男ってのがなかなか面白かった(笑)

『冷たい熱帯魚』ほどではないですが、なかなか強烈な園子温監督作品です。