小説未読、ＴＶも見ていない状態で観たが、一本の映画としてなかなか楽しませてくれた作品。
3匹の親子ネコの可愛さもあるが、「占い師」という職業をきちんと説明している所は好感が持てる。
ほとんどが統計学であり後は個人のキャラクターという見方には大賛成だ。
ストーリーも考えさせられるところがあるが、ルーシーを取り返しに来た男性とのシークエンスはちょっと無理があるかな。
また、ＴＶとの絡みで息子がオープニングとエンディングで物語を締めくくっているが、映画としてはここがいらないパートで、いきなり夫婦で和解したり、猫の言葉が聞こえたり浮いた感じになってしまっている。
息子が主役のＴＶ版を見ていると納得できるのであろう。
主役塚地武雅の演技慣れしていない所はマイナス。
可愛い3引きのネコと、猫飼ってる人なら分かる「あるある」を楽しむ作品だろう。
余談。
オレオレ詐欺。
あの手この手で高齢者を騙してくる。もちろん詐欺師が悪く騙される人は被害者と呼んでよいのだが・・・・
ここまでいろんなメディアで注意して、警察も高齢者には声をかけ、詐欺の手口はもう誰でも知っているような現代だと、言っては悪いが、騙される方の「無知」にも原因がある。
「無知」はある意味「罪」であることがしばしばあるので、歳をとってもそうならないように常に気をつけたいものだ。
などと、全く今作と関係ないことを書いているのだが、「詐欺」「詐欺師」を「占い」「占い師」に置き換えてもらえると、言いたいことが分かっていただけるかと・・・・・・
「気分が良くなる」程度の戯言のうちは良いが、社運をかけちゃうような「無知」な行動は「罪」と言えるんだよなぁ。笑
