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コンフィデンスマン ある詐欺師の男のtheocatsのレビュー・感想・評価

1.0
ネタバレ
先入観があったのは不幸だがなくても凡作か

どんでん返しのある詐欺映画という先入観が植え付けられていたので最初から全てが嘘ではないかと猜疑心の固まり。
結局何が嘘で何が真実だったか分からないまま終わりになってしまったという最悪のパターン。
とはいえ面白い映画というのはネタが割れていても何がしか見所はあるもの。
本作は何らの面白さも感じることが出来なかったという点で凡作と言い切っていいような気がする。

クライマックスの銃撃戦は結局、詐欺があろうがなかろうが全てが粉みじんに吹っ飛ぶ「血のリセット」ということになるのだろうが、その後の輸血劇には興ざめ。いくら親子だって輸血不可な血液型の組み合わせは有り過ぎるほどだからだ。(自身を例にとっても家族のだれにも輸血できないし輸血されることもできない)

最後に生き残れた人間にしても実際に瀕死状態にあったわけだから、詐欺の大元締めとして成功したとはとても言えず「漁夫の利」を得たに過ぎないということ。
つまりは映画としてどうなの? と首をかしげるような代物だったと言わざるを得ない。


総評一つ星

012009
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