にょこ

アルゴのにょこのネタバレレビュー・内容・結末

アルゴ(2012年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

実話を基にした作品だからか、真面目に、丁寧に作っているなという印象。
イラン側が批判的だというので、別の視点から描いた『ジェネラルスタッフ』というものも作られたようですが、そちらは未視聴。
政治的なことより、映画好きとしてのレビューなので。。

イラン革命によって、カナダ大使館に逃げてきたアメリカ人6人の救出作戦。
偽の映画を作り、そのスタッフとして6人のアメリカ人をイランから逃亡させるという前代未聞な作戦。史実に基づいているのだから驚き。

脚本が良いからなのか、重い映画なのに、あっという間に観られました。
全体通して張り詰めた空気の中ストーリーが進んでいき緊張感がたまりませんでした。

ベンアフレックは本当に才能豊かなんですね、監督としても演者としても『うまい!』と言いたくなってしまう。
CIAエージェントの主人公トニーの落ち着いた性格、プロとしての姿勢を上手く演じていました。

アメリカ側でサポートする2人のおっさんも良かったですねー
アラン・アーキンハマリ役。始終張り詰めた空気の中で、彼らのやり取りとカナダ大使夫妻が私には癒しでした。

アカデミー賞作品賞というのも、ようはアメリカ側のお祭りなんだからそりゃ取るよね。
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