宙2秒

危険なメソッドの宙2秒のレビュー・感想・評価

危険なメソッド(2011年製作の映画)
3.6
・フロイトとユングの師弟対決が描かれた興味深い映画。2人の間にはザビーナ・シュピールラインという女性がいた!これは『ルーサロメ/善悪の彼岸』に匹敵する歴史ドラマだ。

・ハマキばかり吸ってるフロイトに対してユングはなんて素敵なお医者さんなんだろう。ところが立派な変態さんでした。

・フロイトの精神分析は全部下ネタというイメージがあるが、スピリチュアルに向かうユングを前にすると、意外とマトモな人に見えてきた。

・キーラナイトレイは完璧な美人ではないがゆえに、こういう体当たりな演技に説得力がある。貧乳もちゃんと見せる。

・エンドロールでクローネンバーグ監督作と知って驚いた。こんな地味な歴史物もやるんですね。

・しかし、このパッケージの画なんとかならんのかね。まあそういう話なんだけどさ、一応学問の人たちの話だからね。海外版のはこんなに昼下がりの欲情を露にした画じゃないですよ。タイトルこそ意訳はないものの、パッケージで内容暴露してどうすんの?親切なのは日本人の悪い癖!
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