DORATARO

高地戦のDORATAROのレビュー・感想・評価

高地戦(2011年製作の映画)
4.0
人を殺すことは地獄だ。
冷戦の煽りを受け南北に分断した朝鮮半島で1950年に始まった大韓民国と北朝鮮との戦争。いつ停戦が結ばれるか分からない状態で互いが領土を奪い合う。38度線の最前線にあるエロック高地を戦場とした泥沼の戦いにフォーカスし、兵士が置かれる環境、人の命を奪うことが何たるかを強く伝えてくれます。

戦争に勝つことは生きること。
生き残っても地獄、だけど生きるしかないじゃん!って本当に当時の人たちが同じ民族同士一体何のために戦い何のために命を落としたのか考えると心にズーーンとくるものがあります。意外だったのはそんな環境でも南北の兵士同士の間接的な交流があったことですね。史実はどうか分かりませんけど。素晴らしかったのはワニ中隊の絆と人間模様ですね。ここを一番評価したい!

余談)工藤阿須賀くん風のコ・スさんがひと際イケメンです。
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