続編と思いきや、似たようなキャストで描かれる高校三年生のアナザーストーリー。

清く正しい男女の高校三年生のアキとタカ。


見栄や世間体を気にするお母さん。
寛容な父親は母親に何も言えないでいる。


耳を疑うような授業中の先生の笑い話、昔であっても良くない言動だ。でも、今の若者にトルコ風呂はわからないかも。


なんで他の家に生まれなかったのだろう。
見栄や偏見のない、あっぴろげな家に生まれなかったのか。心の底から出る不満。









オープンカーで登場する成田三樹夫、
いつも味のある演技が好印象の松村達雄、
今回も脇役の役目に徹する舟木一夫、


当時の現役高校三年生を応援して、親の考え方を改めさせる効果があるような作品だ。

続編も良き作品でした。






浜辺のカメラマンは高島忠夫かな？
違ったらすみません。

スカパーにて。高校三年生の続編というが、俳優陣は同じでも役柄がみんな違う。

前作は良い子劇場で気持ち悪かったのだが、今作の方がまた学生が学生らしい言動してるようだ。
だが、高三として受験や就職を前提とした恋愛をしていたのに対し、今作はそこまで高校最後の年って必然性は無いな。

主人公のヒロインの親が、とにかく毒親っぷりが共通してる。
今作の母親も、低所得家庭の男子生徒との交際を全面的に禁止する。こんなクソみたいな母親ぶん殴ってやりゃ良いのにと思うが、クラスメイトみんなで協力して丸く収めてくれる。

ヒロインの彼は工場の息子だが、色弱なので跡が告げない。ので馬鹿な弟にハッパをかけて成績を上げさせる。

ヒロインは親の転勤で引っ越しし、お別れとなる。転校エンドも前回を踏襲してるね。

前作以上に実に大映。舟木一夫の曲ありきで製作されたはずなのに、完全に脇役だし。でもってストーリー自体はスタンダードな青春ものなんだけど、同時代の日活のようなチャラさがない。主役コンビのビジュアルがいかにも大映なんだよなあ。うーん、作品としては優等生的な出来栄えだけど、娯楽要素が全然足りない。大映クレイジー映画を観たときと同じような感覚。つまり「コレジャナイ」感ハンパない。

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