このレビューはネタバレを含みます
みどころ1⃣︰『ブラック・スキャンダル』の監督作品である，スコット・クーパーが，『ファーナス／訣別の朝』に引き続き，クリスチャン・ベイル主演で贈る西部劇❢❢。西部開拓時代が，❶終焉を迎えつつある＆❷終わりを迎えつつある，１９世紀末の米国を舞台背景に，ネイティブ・アメリカンを激しく憎悪する軍人が，宿敵であるシャイアン族の酋長とその家族を護送する旅を通じ，相互理解を深めてゆく姿を描き出す❢❢。『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイクが，家族を殺された女性を熱演し，濃密すぎる人間ドラマに彩りを添える❢❢。
あらすじ1⃣︰❶１８９２年＆❷明治２７年，米国❢❢。退役軍人省での退役を間近に控えてる，インディアン戰争の英雄，ジョー・ブロッカー大尉【クリスチャン・ベイル】は，宿敵であるシャイアン族の酋長である，イヱロー・ホーク【ウェス・ステューディ】とイヱロー・ホークの家族を，ウインド・リバーまで≒居留地まで護送する任務を命ぜられる❢❢。ネイティブ・アメリカンに激しい憎悪を抱いたまま，渋々としながら４人の部下と新・墨西哥州～モンタナ州までに向けて旅立つジョー❢❢。その途中で，コマンチ族に家族を殺された女性である，ロザリー・クウェイド【ロザムンド・パイク】を加えた一行は，危險な旅を生き抜くために，お互いの協力が必要不可欠なのではないんでしょうかと，氣づくのだったが………。
