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バッファロー’66のcharoのレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
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画面の見せ方が好みすぎる…
構図、色合い、カット、全てに、
時代感や雰囲気かんじられて見てて楽しい。


主人公の暴力的なところは納得いかないけど、
彼のセンセーショナルな面を、彼女の優しさと、
心の広さでカバーして、全力で支えてくれている。


彼も最後の最後に一番近くにいたことに気づいて、
そんなに改心するか?ってくらい改心したけど、


“僕を愛してる“存在に気づいた瞬間の彼の
表情を見たら、今までの人生で何があったか、
どんな扱いをされていたか、それが不安や、
自分の気持ちをうまく伝えられないことにも
繋がっている気がして、その穴を、
埋めてくれたのが彼女で、2人の今までと、
これからの全ての時間が報われる気がした…


世界に一人でも、自分の全てを受け止めてくれて、
どんな部分も愛してくれる人の存在は、
人生の全瞬間を変えてしまうほどの力があって、
それが愛なんだろうなって…



形は違えど、その出会いの瞬間がこの映画で、
きっと喧嘩しながらも、二人三脚で、
これからの人生を歩んでいくのだろう…
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