TOT

マイ・ファースト・ミスターのTOTのレビュー・感想・評価

4.3
目が溶けるかと思うくらい泣いた。
親もクラスメイトも拒絶して自傷癖のある少女が初めて、色眼鏡無しに自分を見てくれると思った相手は、中年の紳士服販売員。
孤独な2人が互いを理解し、敬って。
名付け難く、尊い、唯一の関係になっていく。
日本未公開で年月を経ても、有名スタッフや先端の映像表現が無くとも、丁寧な脚本と心を震わせる台詞が輝いて、宝石みたいに素敵な作品。
観れて本当に良かった。
「友人」「家族」「運命」「寛容」「永遠」
この5つの言葉。
あなたがくれた言葉。
忘れないと思う。

特集上映:アメリカ映画が描く「真摯な痛み」Vol.2
TOT

TOT