マイ・ファースト・ミスターの作品情報・感想・評価

「マイ・ファースト・ミスター」に投稿された感想・評価

涙ちょちょギレ顔面ボロ雑巾状態。この映画があってくれてよかった。
愛されないジジイと少女の友情ものとしてこれ以上のものはない。ずっと予想外の事態がまだ見ぬ芝居を引き出し続ける。俳優の撮る映画てのは言うまでもなく映画の芝居の途轍もない可能性を切り拓いてくれる。ラストの切り返し、瞼に焼き付いて永遠に忘れない。
よるこ

よるこの感想・評価

4.6
友達もいない、家にも馴染めない17歳の孤独なパンク少女ジェニファーと、堅物な中年男性ランダルとの心の交流ストーリー。
二人の間に芽生えていく心の絆がとても優しく、暖かい丁寧な物語。リーリー・ソビエスキーは黒髪が意外と似合ってて、演技もとても良かった。CS放送で見たのだけど、もう一度見たい映画。
AS

ASの感想・評価

4.6
なんなんこれ…。
もう泣き死ぬかと思った。

相容れぬ者同士の相互理解、縦ではなく横の関係を構築してくれる中年店主アルバート・ブルックスの歩み寄りがこの上なく温かい。厭世的かつ惰性の日々のなかで、自傷行為がやめられないリーリー・ソビエスキーの人生を見事に軌道修正してはいまいか。二人の表情切り返し→フェードアウトに泣かないやつは今すぐ人間をやめるべき
Haman

Hamanの感想・評価

3.9
お互い友達ゼロで違いはあれど人生に絶望している少女とおっさんの交流。スカーレット・ヨハンソンのいない『ゴーストワールド』って感じ。

理由なくレズビアンに憧れ男に憧れ全身をゴスなファッションに包み家でも学校でも浮いた存在のJ。自分が何者であるかを必死に探して何者かになりたいって足掻き続けるどうしようもないあの時期。
「幸福は過大評価されてる」って台詞にグッときちゃうし「両親は嫌いじゃないけど関わらないでほしい」ってのは自分がまさに思春期に感じていたことで、未だに心に残る淡いティーンの部分にグサグサ刺さる。

そんな彼女が紳士服売り場で働くRと出会ってから全てが変わる。
友人として家族として異性として惹かれ合う二人。少しプラトニックな関係すぎる気もするけど、自分から純情が削ぎ落ちてしまってるからそう感じるのだろうしモーマンタイ。
彼女の顔じゅうのピアスや服装は世間に対抗する鎧で、それが彼のひとつひとつの言葉によって剥がれ落ちていく。蛹からの変態よろしく閉じ籠った殻から抜け出して親や世界をもう一度見つめ直していく姿が微笑ましい。
5つのFワードはマジで超素敵だった。なんでも拒否せず少し歩み寄ってみればヒップホップだってママとの会話だって悪くない。

もっと多感な頃に観てたなら人生の一本になってたかもなあなんて思ったのです。
友達もおらず家も嫌い、バイトも続かず自傷行為を繰り返す孤独な17歳のゴス少女がビール腹の49歳中年と出会って人生が一変する。
共通点がない2人だからこその痛みを分かち合えたときの安心感。アイデンティティを保つためのピアスやタトゥー、それを否定も肯定もせず自分自身を見てくれたことによって、徐々に自分が自分であることの自信が持てるんだよね。彼の店で働きたいから言われた通りにピアスを外したのではなく、“ J ”と呼び、変人としてでなく1人の人間として認めてくれたこと、彼にもっと見てほしい、自分が頑張ってるところを気付いてほしいという気持ち。

やっと人生が楽しくなってきた矢先でこんな事実を知るなんて。人は誰しも思ってるより孤独で、その孤独感を埋める何かや誰かを探して生きている。
合わないと思っていた母にも歩み寄ると案外楽しくて、世界が変わらないなら自分の世界を変えるしかないんだと気付かされる。
Fワードのシーン素晴らしすぎる。
友達 家族 運命 寛容 永遠
一生忘れない、私の最初の男。

共感して泣きまくってしまった。愛おしすぎる映画。
アメリカ映画が描く「真摯な痛み」Vol.2
シドニー・ルメット監督『旅立ちの時』でリヴァー・フェニックスの母親役だった女優のクリスティーン・ラーチが監督。
アルバート・ブルックスの『ドライヴ』とは真逆の紳士服店主ランドールの演技が良かった。
リアルな痛々しい映画もたくさんあるから観てるけど、
主人公の親やランドールの世代で、ガンを患った経験もある自分には、
主人公ジェニファーにも、ランドールにも、ジェニファーの親たちにも優しい眼差しを感じる本作のような映画も素直にいいなぁと思う。
buccimane

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3.5
終盤かなりウルウルきちゃったけどそれでもなお序盤のあの部屋とか完成されたスタイルを見せつけられた後だとゴスみが薄まってあの母親と仲良くするのがホントに彼女にとって良いことだったのか疑問に思っちゃうな。
っていうか見てて勿体無いって感じ。
幸せは過大評価され過ぎっていうラインにはマジくらった。
部屋でも何のCD置いてあるかとか音楽を聴かせあうシーンでジャケを見せるなど蘊蓄が無いのは不満だけど女性監督ならではな気もする。
歌詞がナスティだからってプーバースがかかってゴスガールがあがるかな〜?とも。
TOT

TOTの感想・評価

4.3
目が溶けるかと思うくらい泣いた。
親もクラスメイトも拒絶して自傷癖のある少女が初めて、色眼鏡無しに自分を見てくれると思った相手は中年の紳士服販売員。
孤独な2人が互いを理解し敬って、名付け難く尊い、唯一の関係になっていく。
日本未公開で年月を経ても、有名スタッフや先端の映像表現が無くとも、丁寧な脚本と心を震わせる台詞が輝いて、宝石みたいに素敵な作品。
観れて本当に良かった。
「友人」「家族」「運命」「寛容」「永遠」
この5つの言葉。
あなたがくれた言葉。
忘れないと思う。

特集上映:アメリカ映画が描く「真摯な痛み」Vol.2
タトゥー・ピアスだらけの17歳のゴス少女が、ドクロだらけの部屋で血を垂らしながら詩を書き殴るという、厨二感満載のオープニングから始まり、こりゃキテるなと思っていたら、オナラをしてバイトをクビになるとか散々笑える自分語りが連発。
そこから一変して、孤独な彼女が、同じく孤独な49歳のビール腹男性と出会い、変わっていく過程が微笑ましくもシリアスに描かれ、泣かせにかかってくる。
父親と同年代の男性に対する、異性としての愛情、友情、家族愛の入り混じった感情、幼い時を思い返すとなんとなく分かる気もするなぁ。
emedia

emediaの感想・評価

3.8
ぐぐっとくるわ・・
いまどきの不適合な女子が
家族との繋がりも感じられずに
父親のような中年男性に心を開いていく
何から何まで趣味も違うのに
お互いに押しつけようとしては失敗して
相手を理解するために構えている
ある切っ掛けから
「R」と「J」は本当の親友になる
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