海外版ブルーレイ。
教授のマイルズと画家のシェリ夫妻と娘のジェニーは幸せに暮らしている。ある日娘の学校に見知らぬ女性が現れ「ジェニー！ジェニー！」と呼ぶため、シェリはひどく不安になる。一方ドサ廻りの道化師ジュードはカーニバルでシェリとジェニーの写真を撮り、それをアンドレアと言うピアニストに見せ「君の子見つけたよ。取り戻しに行こう」と持ちかける。2人はジェニーを誘拐しに行くがアンドレアはなぜか、ジェニーの人形だけを取って来た。
前半は話が進むにつれ原因が徐々にわかっていき、後半は原因がわからないまま、不思議な夢の世界と現実が混ざり合う。
道化師とか謎のピアニストなど、ムード作りにぴったりの素材がありながらおざなりなメイクとイケてない衣装と安っぽい舞台装置でかなり損してる。これがイタリア映画ならずっと印象が違うだろうな。と、ストーリーそっちのけでケバケバメイクとビシッと決まったファッション、重厚な家財道具の揃った舞台装置のイタリアのジャッロが好きなだけに思ってしまった。

シェリのキッチンに小さな丸い、銅のやかん、アンドレアの下宿の大家のキッチンに安物のアルミやかんが出てくる。

• #やかんあり
• #やかん２つ
• #英語字幕

親に捨てられた娘は教授と画家の夫婦のもとへ引き取られ幸せに暮らしていたが、自分を捨てた母の亡霊にまとわり付かれてしまう
遊園地で働く夫婦が娘を探している冒頭から物哀しい雰囲気が漂っていて良い🥺ピアノのメロディも素敵♬.*ﾟで、こいつらはなぜ娘を捨て今になって探しているのか？とワクワクするし惹き込まれる★赤のドレス、赤の靴、赤のマニュキュアと全身真っ赤で気合い入れ娘に会いに行くのも素敵！母が死に、亡霊となって嫌がらせしてくる後半からが退屈😗亡霊が怖くなさすぎるし生きた人間のが怖い

• #80年代
• #アメリカ
• #ホラー

普通、ホラー映画というものは現実と幻想の境目を曖昧にすることで、恐怖を高めようとするだろう。しかし「プレモニション/呪われた絆」の序盤、実の子を奪い取るために里親に恨みを募らせる狂った女は全き現実である。この完全な現実が、奇妙な道化とともに、幻想のように提示される違和感が序盤を牽引していると言える。

だがそこから里親を襲撃した後(素晴らしく緊張に満ちたシークエンスだ)、狂女はこの映画によって強制的に殺害される。この瞬間に異様な力によって現実は幻想に捻じ曲げられる、それを私たち観客は目撃することになるのだ。この震えるような快楽こそ、ホラー映画を観る醍醐味であると私は断言したい。

そしてホラー映画史に刻まれるべき、白い胞子のような滓によって鏡が蹂躙されるあの劇的なショットの後、監督は今作に決着をつけようとする。失踪した娘を探すため、研究者に助けを求めた里親は、深層心理を観察された後、公衆の面前でピアノを弾き語ることになる。このあまりに強引な展開は、ホラーとコメディ以外では禁じ手だろうが、ホラーというジャンルをその強引さを受け入れる、母なる寛大さが存在する。そしてこの寛大さに、少しの恥も臆面もなく身を委ねることのできる勇気を持つ者だけが辿り着く境地が、ここにはあるのだ。

ロバート・アレン・シュニッツァー、この監督は一体何者なのか。IMDBを読む限り、実業家としては成功しているようだが、映画作家として成功することはついぞなかったらしい。この懐の深さこそが、アメリカ映画界の底力というべきだが、彼は偉大なるアメリカ人ホラー作家の名声を獲得すべきだった。機会があるなら、ぜひとも、何とも俗悪そうなエロ映画「クラブ・キャンディーランド／ダーティ・ダンスは踊らない」も観てみたいものである。