天皇巨星ことジミー・ウォングが実在したとされる山東英雄マー・ユンジェン(馬永貞)を演じて意外と真面目に暴れる70年代台湾映画

ジミー御大絶頂期らしく、とにかく動くし楽しそうだった♪

ヘンテコ日本人がカタコト日本語で下駄カランコロンさせながら登場したり、ヒロインが消えたり、どう見ても見えてる見えない設定で戦ったり、相変わらずツッコミ所は多いです(笑)

しかも凄い終わり方してるのに続編あるのw?!



悪党に騙され売春宿に連れて行かれた女性2人。

なんか良心が痛むので、彼女らを助けることにしたマー・ユンジェン(ジミー・ウォング)は町へ。

とりあえず賭博場で儲けまくり、友人も出来たので、いざ悪党に殴り込みをかける！

が、クソガキに騙され、石灰ぶっかけられ盲目状態となってしまい……



何度も石灰ぶっかけられて真っ白になるジミー御大w

それを酒で洗うんですが、いやいやそれはそれで駄目でしょ、とww

案の定、見えてない設定のままですが、カンフー攻撃は全部読めるという(笑)

が、斧だけは無理で刺さりまくって大変なことに！
いや、刺さり過ぎぃっ！！

1対多数バトルばかりで、どれも似た感じではありますが、場所や武器を変えたりしてるのでそれなりに楽しめます♪

でもラスボスぽいのと素手喧嘩！とかは欲しかったな。
続編でやるのかしら？

てなわけで、期待しながら2へ( ･ω･)ﾉ

天皇巨星ジミー・ウォング祭第二弾！
上海で実在した、上海英雄馬永貞の半生を描いた作品。
冒頭の人力車を使った力比べや、日本人武道家との死闘！

珍しく殺陣は、なかなかの迫力があり、クライマックスの賭博場での戦いは、かなり見応えあり！
その後ジャッキーの『プロジェクトA』や『酔拳2』のルーツと言える、二階建ての建物の高低差を上手く使ったカンフーは、時代を先取りしてたかも。

もはやソフトが入手困難で、2021年の今ならネタバレも上等！
クライマックスは、卑怯な少年に石灰を投げつけられた、ジミーさんが視力を失ってしまい、盲目状態になった、ジミーさんに無数の斧が襲いかかる！と言う、ジミー映画としては割とシリアスで真面目な作品です。DVDなのに、画像がかなり褪せていて、これがまたカルト映画っぽさを弾き立たせるんですよ。笑

結末は壮絶で、ジミーさんが斧で無惨に殺される結末は、馬永貞の悲劇の物語を捩ったものになってます！
まあ、いつも通り笑っちゃうくらい、唐突に終わるんですが...。

50年も前のカンフー映画としては、まあまあ面白かったんですが、ジミーさんは、やっぱり奇妙キテレツなカンフー映画こそ、活きる俳優で真っ当な作品だと、イマイチ精彩に欠けるかなあと言うのが、率直な感想です。笑

雑談:LAでストリートブランドの「brain dead」のデザイナーが、名画座を買い取って、ホラー映画とカルト映画専門館として、映画館を経営してるみたいで、何とも羨ましい限りなんですよね。日本では何処行っても同じ映画しかやってないシネコンばかり...。色々騒がしいアメリカですが、こういうエピソードはさすが映画大国！と言えますね。

街にはびこる悪人を成敗する話
前半は敵を無双する爽快ヒーローな感じだけど
肝心な敵をさっさと潰さないがためにどんどんピンチになる作品
挙句の果てには…

スッキリせんなー
娼婦館(？)での大量の敵をなぎ倒していくシーンはなかなか見応えあった