ちくわ

ジェシー・ジェームズの暗殺のちくわのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

評価はいまいちだけど、かっこいいし良かった。
展開はゆっくりなんだけど、全体を覆うヒリヒリした緊張感。
どうなっていくんだろう、と先行きが気になる。

ケイシーのあの演技は素晴らしい。
ブラピも人に緊張感を与える存在感、なのにどこか不安げで不安定さを感じさせる演技が良かった。
死ぬ時のあの演出、構図、セリフ、は最高にカッコいい。
ジェシーとボブは相思相愛だったのだ。
ボブだからジェシーも体を預けた。
ボブはジェシーに憧れ、だからこそ彼を超えたかった、殺せば越えられると信じてた。
だけど、自らの手で殺してしまった事でジェシーにさらに囚われてしまった。
ジェシーと関わった人間はすべて彼に魅了され、居なくなって、なお囚われる。

無駄に女も出ず、むしろ寄せ付けない硬派なのもいい。
ブラピのめちゃブサイクに見える瞬間がなんか好きw

当時の有名人の遺体の扱いがえげつないー!
昔は娯楽がないから日本も世界も死に関することをイベント化するのはある程度知識としてあったけど。
遺体の写真を販売して、遺体を買って見せ物として商売する、生家巡礼、なんてことが行われてたのかー。
もう国民的大スターのそれじゃん。

んで、殺した人間がそれを舞台で役者として演じる、なんて倫理観とかどうなってんの?!で、すごいとしか言いようがない。
当時は良くても悪くてもデカいことした奴がヒーローだったんだなー。

ジーはなんでボブをあんなに毛嫌いしてたのかな?
女の勘?
ちくわ

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