片腕ファルコン

Stoked ストークト ゲイターの栄光と転落の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.6
※しょーもない余談から入るので本編のレビューは-----線の後からどうぞ。。

映画ファンの間では”潜水艦映画にハズレなし”という名言があるようですが、私はこう提唱したい
”スケボー映画にハズレなし”

『ロード・オブ・ドッグタウン』『ワサップ!』『DOGTOWN & Z-BOYS』『ボーンズ・ブリゲード』どれも最高!!

さぞかし私をスケボー少年とお思いでしょうが……全く無縁の男です。。

高2(茨城県)の時にそれっぽい格好で街を歩いていたらヤンキーに絡まれ

ヤンキー「おめ、スケーターっけ?(訳:貴方はスケーターですか?)」
ワタクシ「い、いえ違います」
ヤンキー「なんでぇ、おめ、ナンちゃってスケータだっぺよ!(訳:そうなのですね?貴方は偽物のスケーターなのですね)」
この日以来、ダボっとした服は着ていません。。
だいぶ大人になってから同世代の友達とひっそりとスケボーを始めてみたものの…オッサンが無様に転ぶ姿は居たたまれず、僅か2回でスケボーはベランダに放置。。
これが私です。

だいぶ話がそれましたが…
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日本劇場未公開の『Stoked ゲイターの栄光と転落』
これも80年代のスケボーカルチャーを知るには十分な素材です。時期が『ボーンズ・ブリゲード』と被ってますね!!
本編ではヴィジョンというブランドのスーパースター[マーク・“ゲイター”・ロゴウスキ]についてのドキュメンタリーです。

若くして、才能と警察にも殴りかかるアナーキーな性格に大衆が魅了されていきます!確かに当時のインタビューとか見てるとふてぶてしい感じとか腹立つます。でも、カリスマ性があってカッコイイです!
古着を着こなす辺りもステキ。

ところが…サブタイトルにもある通り、それだけでは終わりませんでした。

ブームの衰退と共に彼の人気も激落ち… それだけなら再ブレイクを目指す悲しきスーパースターで終わるのですが…


まさかの『フォックスキャッチャー』みたいな事件がスケボー界でも起こっていたとは。。

黒歴史なんでしょうか、他のドキュメンタリーでは全く語られていませんね。。

とにかく思ってたオチと違うのでビックリしました。『DOGTOWN & Z-BOYS』が流行ったのに何でこれ公開されなかったんだろう。充分通用するレベルでした。面白いです。