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君よ憤怒の河を渉れのakrutmのレビュー・感想・評価

君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)
5.0
西村寿行の原作はずっと昔に読んだように思うが、この映画は初めて見ました。原作の冒険小説の雰囲気は残しながら、娯楽性も重視した創りになっています。飛行機を操縦したことのない杜丘がセスナで北海道を脱出したり、真由美といっしょに馬で新宿から逃走したりと、びっくりするシーンも多いが、それが何故か陳腐にならないのが凄い。それは出演している俳優たちの演技力のなせる技だと思う。高倉健は相変わらず素敵だし、原田芳雄も久しぶりに見て、かっこよさを再認識しました。中野良子もいいですね。今の日本でこういう個性を持った俳優っていないでしょう。
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