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湖のランスロのんぎのレビュー・感想・評価

湖のランスロ(1974年製作の映画)
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もはやブレッソンだからこそ成立し得ている作品なのでは。抑揚もなくぬるっと、カメラワークだけで事後的にアクションを積み重ねていくのが不気味でしょうがない。肉体性を奪われた幽霊たちの映画のようだ。何度か意識を失いそうになったが、西洋甲冑の擦れあう金属音や馬たちの蹄鉄音の機械的な反復ばかりが映画館を出てもなお脳内で残響している。
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