爆裂BOX

パイソン2の爆裂BOXのレビュー・感想・評価

パイソン2(2002年製作の映画)
2.8
米軍がロシア軍と共同で捕獲したパイソンを飛行機で輸送中チェチェン軍に撃墜され、ロシア軍がカプセルを回収し解き放ってしまう。運送屋夫婦は謎の男の依頼で現地へと赴くが…というストーリー。
「パイソン」の続編です。今回はロシア軍の基地で解き放たれ暴れまわるパイソンから蛇のDNA採取の為基地を訪れたエージェントと傭兵、巻き込まれた運送屋夫婦が逃げながら脱出を目指すという物です。
前作はコメディタッチの作品でしたが、今回はシリアスな感じで進んでいきます。まあ、火炎放射器持った男が燃料が近くに置いてあるのに火炎放射器使って仲間巻き込んで大爆発起こしたり、バカな描写もありますが、全体がシリアスになってるので浮いた感じになってますね。前作との繋がりは前作の警官が政府のエージェントになって登場してるくらいで、しかも前作のおさらいしてくれるので前作見てなくても大丈夫と言えます。
今回のパイソンはジャケにある通り群れ(といっても2匹だけですが)登場しますが、襲ってくるのは一体づつなので結局前作と変わらず2体いる設定あまり意味ないですね。攻撃方法も丸呑みしたり巻き付くだけで前作と比べると地味ですね。
キャラも前作みたいにアホだけどキャラ立ってる人いなくなってるのは残念。傭兵連中が荒くれ者っぽい感じだけど、意外と主人公達に親切なのは面白かったですね。前作の警官は今回終盤で悪役になっちゃったのは「なんか違うなぁ…」って感じました。
パイソンの退治方法は主人公の過去を活かした物になってましたが、前作と比べると普通になった感じがしますね。もう一体は主人公じゃなく空爆で倒してるし。
前作と比べるとちょっと残念な続編ですね。