ヴレア

ロバート・デ・ニーロの ブルーマンハッタン/BLUE MANHATTAN II・黄昏のニューヨークのヴレアのレビュー・感想・評価

2.7
「グリーティン、グリーティン、グリーティン…」という主題歌である軽妙なポップスに乗せて若者達が街中をコマ撮りてリズミカルに闊歩する様はビートルズの映画っぽい感じで、軽快な青春映画を演出していた。
コマ撮りといえば引き伸ばして何が何なのか分からなくなった写真を繋ぎ合わせ、事件を告発しようとするのは「BLOW-UP(欲望)という映画みたいだ」という台詞からも分かる通り影響を受けたのだろう。それは後に「BLOW OUT」(ミッドナイトクロス)として昇華される事になるのだろう。
また、シークエンスごとに題名が付けられている点や、政治や戦争の要素が根底に流れている点などはヌーベルバーグっぽさを感じさせる。
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