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劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVEのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.3
平成ライダー、7人目、仮面ライダーカブト。
水嶋ヒロ、めちゃくちゃカッコいい。
当時も彼が出てきた時はものすごい衝撃だった。

「おばあちゃんが言っていた、、、」

この決め台詞から始まる1本の筋道。
お天道様様として全てを司る。天道総司。
この仮面ライダーとしての覇道がめちゃくちゃカッコ良いのがカブト。

このカブトはそのまま。カブトムシ。
他にもクワガタや、ハチなどのキッズが大好きな昆虫のオンパレード。

そして、このカブト独特のライダーシステム“クロックアップ”。これがめちゃくちゃカッコ良くて強い。

瞬間的に瞬発力や反応速度を極限に高めて、いわゆる超スピードで攻撃を繰り出すシステム。

本作でも描かれているが、速度を速めるということは、時空を歪めることができる。
つまりは、タイムスリップすら可能にしてしまう。

次の仮面ライダー電王が、時の電車を使って時空を飛び回るが、このカブトは自らでそれをやってしまう。

この“クロックアップ”システム、、、平成ライダーの中でも、かなり強い。
反則技ギリギリレベルで平成ライダーの中でも指折りの強さと言える。

水嶋ヒロだし、クロックアップだし、フォルムもカッコ良くて、このカブトは個人的には結構好きなシリーズ。

この劇場版では、そのクロックアップシステムを開発してライダーシステムを作り上げたZECTなる企業が、さらにそれを昇華させる目論見、、、。

しかし、その目論見は、侵略してきた有象無象の敵、ワームとの関係を余計にこじらせ、人類の滅亡へとつながる、、、。

これまた本筋とちょっとアナザーな展開。
話が急展開過ぎてさらに宇宙規模の壮大なスケール。

ZECTがあって、そこから脱した新たな組織NeoZECTがあって、そのいざこざがあり、そのどっちにも関与しながら、真相に辿り着く天道たち。

何にせよ、この天道総司のブレない覇道。
そして、スマートでキザで、まっすぐに、全てを語らず、でも全てを見通すカッコ良さ。

それだけで良い。カブト、ホントカッコいいわ。
ここでも、新たなフォームが拝める。

あのベルトのカブトムシの角をガシャガシャしてクロックアップに入る所作。
腰の横をガシャっとして静かに「ライダーキック」とつぶやく感じ。

孤高のヒーローっぽさもあってマジイケてるライダー、水嶋ヒロ、仮面ライダーカブト。
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