劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVEの作品情報・感想・評価

「劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」に投稿された感想・評価

ragii

ragiiの感想・評価

2.7
仮面ライダーカブトの劇場版

んーーーーーなんだよコレ…。 テレビシリーズが面白かっただけに落差が…。 テレビシリーズとは違うパラレルワールドのお話

ストーリーが実はテレビシリーズに繋がってるのは上手い!って唸らされたけど、評価できるのはそこぐらいかな?
当たらなければどうということはない

「加速」って何度見てもかっこいい。
ギア2、トランザム、ライトスピード。一時的なパワーアップで「加速」するものに昔から惹かれてきました。徒競走が苦手だったからですかね

そんな加速が醍醐味のカブトはテレビシリーズは後追いなもののドツボを突かれて大好きな作品の一つです

なんですが
この劇場版はテンポが気になりあまり乗れず。
カブトの売りはさっぱりとしたデザイン、爆速の肉弾戦、キャラ像が確立した登場人物
だと思うのですが本作はストーリーと大げさなエモーショナル演出が足を引っ張っていたように感じました。
水嶋ヒロ、あんなにクールな役なのに感情を出すシーンだと途端にうそっぽくなってしまうのが勿体ない。。

でも収穫はありました
ヘラクス役の小林且弥さん、鈴木伸之のような清々しく気持ちのいいイケメンだなぁと気になり調べると
「凶悪」のピエール瀧さんの右腕役「イガラシ」ではありませんか。そりゃあカッコいいわけだ。

ドラゴンナイトの次にハリウッドリメイクがあれとすれば是非カブトでお願いしたいです。
そしてサッパリと豪快なカブトも見てみたい

<巨大隕石とその中から出現した「ワーム」によって荒廃した地球。ワームを駆除し平和を築こうとするZECTとその行き過ぎた理念に反旗を翻すNEO ZECT。その対立のど真ん中、酔狂な格好で「総てを司る」と名乗る男が現れる>
仮面ライダー映画としては30点セカイ系メロドラマとしては70点って感じの作品でした。
TVシリーズとは関係ないパラレルワールドとして描かれていて隕石襲来により水が枯渇し『マッドマックス2』のような砂漠だらけの地球を舞台にライダー達が闘っていくという設定と絵面は素晴らしく。同じくディストピア物としては『仮面ライダー555 パラダイスロスト』がある中また違ったアプローチをしていたのが良かったです。特に序盤砂漠で様々なライダー達が入り乱れて戦うシーンは構図含めてなかなかワクワクさせる作りになっていました。ただライダー達の見せ場らしい見せ場が全体を通してこの場面というのがライダー映画としては致命的でした。
TVシリーズからキャラクターの設定などが大幅に変わっていてクールかつ最強だった主人公の天道はかなりエモーショナルなキャラになっていたりヒロインのひよりはTVシリーズよりもオープンな性格になっていたりと違った印象を受けるのが面白かったです。役者陣の演技も全体的にコメディ寄りだったTVシリーズに対しての終始シリアスな映画版で演技もガラッと変えていて素晴らしいと思いました。特に主演の水嶋ヒロと準主役である佐藤祐基は本当素晴らしかったです。
ただ本当にヒーロー映画としてはダメダメで劇中の敵であるワームも映画ではほとんど関わらず申し訳ない程度に出すだけだしライダー達の戦いも特に盛り上がるわけでもなくラスボスもあっさり倒してしまう残念さ。特にあるライダーなんかはそんな簡単に?と思うくらいの最期を遂げるという。。。
脚本自体もかなり無理矢理な構成で「何故そうなったのか?」「なんでこうするの?」っていうのが力業で進んでいくため疑問が絶えず出てくるという残念さ。特にひよりの余命の件やゼクトの目的、水が無いのに通常営業してる飯屋、普通にビルが建ちまくってる都会の夜景なんかは正直「は?」としか思えないレベルな気がします。
まぁ決して手放しで褒められる作品ではないのですがほんの数シーンしか出てこないながら圧巻の顔の演技を見せてくれる本田博太郎や虎牙光揮、武蔵などTVシリーズと同じくリアルファイトが強い役者を出演させる姿勢嫌いじゃないです。
ラストにあるちょっとしたサプライズもなかなか気が利いてて自分は好きでした。(ただそのサプライズもTVシリーズで台無しにしてしまうというジレンマ)
いまいち!
良いところはキュレックスワームのデザインと宇宙ステーションでのバトルとコーカサスの変身ぐらい。あとケタロスの墜落。
良いところ結構あった。
Skipper

Skipperの感想・評価

1.0
相変わらずめちゃくちゃなのにスケールだけはデカイ。本編と繋がっているダッテー!? ひより顔も性格も一人称も好きじゃないんだよなあ…もっと樹花を見せろ。ミニチュアセットとかそういうのは楽しい。
仮面ライダー夏映画の中では、相当の名作かと。TV版と全く別のパラレルワールドと見せかけて、実は繋がっているという世界観も好き
あとそれぞれのライダーの死に様が良きです。特に大気圏で燃え尽きた人ね
素数

素数の感想・評価

2.7
な、なんじゃこりゃ(笑)

ながら見してしまったからつまらなかったのか、つまらなかったからながら見してしまったのか、、、


TV版とパラレルっぽい割に短い時間に色々詰め込みすぎてしまったのか設定がよく分からないままザンザン進んでいきますね
最近本編見たので忘れないうちにと思ったんですけどあんまり関係なかったです、やっぱ本編の設定の方がいいや
カブトの好きな所はキャラクターの濃さとライダーキックなのに発揮されてなかったので残念でした、、

個人的に劇場版カブトはシリアス路線よりコメディ路線でいって欲しかったです、放送時に見てない人間が何を言うって話ですが(笑)


ストーリーに着いていけない割に戦闘シーンも少なめだし入り込めないから感動するっぽいところで笑うしかなかった、、、

最後までみてあっこれプロローグ??と思ったのに違うみたいですし

EDはおやっさんでした(笑)



本田博太郎さん好き
YUKI

YUKIの感想・評価

2.8
TVシリーズ本編は面白かったと
記憶していて映画は初視聴。
映画序盤はTVシリーズとキャラの
関係性が違っていて混乱しました。
調べてみたら、パラレルっぽい
らしいのですが難しい気がします、
子供向け作品なのに。
肝心のヒーローっぽさもそれほど
感じられず、スカッとしません。
題材は良いだけに残念でした..
平成ライダーは毎年、既成概念をひっくり返す「らしくない」「カッコ悪い」と云われるデザインを輩出してきたが、中でも見た目の正統派な「らしさ」「カッコ良さ」に反比例してアホな作風──といえば『カブト』で間違いないと思う。私も、総じて本作については「失笑を禁じ得ないが、愛すべき珍作!」という評価を下している。

前年の『響鬼』がライダーなのに当初はバイクなし&必殺技キックなし&イケメンではなく三十代のオッ……オトナ等の変種メニューで大コケだったため、翌年の『カブト』は仮面ライダーの原点である虫モチーフで、ゴツゴツした重装甲をキャストオフし高速モードに移行するメタルヒーロー路線に。超高速移動を実現する特殊効果「クロックアップ」を使い、視覚的にはあたかも周囲の時間がスローになったような超高速空間の中で戦闘をし、そして回し蹴りのキメキメアクションでこれでもかと必殺のライダーキックを繰り出してくれる。主演俳優も典型的少女漫画の王子様のようなイケメン・水嶋ヒロ。見た目は極めてクール、正統派ヒーロー路線。

しかし、自らの名「天道総司」の由来を語る「俺は天の道をゆき、総てを司る男」の口上が表す通り、万能/最強/唯我独尊✨の主人公等、尖りに尖った記号的な個性を持つギャグマンガのような登場人物たちによるお話はその場限りのノリ、面白さやカッコ良さだけを突き詰め、全体通して見ると圧倒的に頭のおかしいドタバタでコミカルな珍作・怪作になってしまった(ただし、それでメインターゲット層のキッズにアピールできて玩具を売り込めたので決して失敗作ではない)。

そんな『カブト』の劇場版だから、予算規模や展開の壮大さはTVシリーズより広がりながらもそのエッセンスをギュッと濃縮した珍作・怪作でないはずがない。

本作はTVシリーズの前日譚にあたるが、主人公・天道総司が「クロックアップ」の上位版「ハイパークロックアップ」によって超光速に達することでいわゆるタイムマシンと化して過去の歴史を改変する、時間遡行SF系の話である。彼が改変したい出来事というのは「地球に隕石が衝突して海水が干上がり、さらに隕石から『ワーム』と呼ばれる侵略者が現れる」という大災厄。いずれ人類は滅ぶという、危機的状況下でさえ内乱を起こすゼクト(対ワーム組織)の各派閥から情報を得るため対立する二勢力に二股をかける主人公、というのが主なストーリーとなる。

辺り一面砂漠化した不毛の荒野は『マッドマックス』シリーズ等のポスト・アポカリプスものの定番で、対立勢力の間に颯爽と現れ両陣営を天秤にかけながら強さをアピールするクールな腕っこきというのは正しく時代劇/西部劇の『用心棒』シチュエーションである。CGやセットは時代/予算なりではあるが最終的に軌道エレベーターや宇宙ステーションへ乗り込んで真空・無重力空間での決戦が行われるハードSFの要素もふんだんに盛り込まれ、ライダーたちによる熱演アクション(無重力状態なのにクロックアップすると何となく重力が発生しておかしい気がするが)も見ものである。おや、名作の気配すら漂わせているではないか。

しかし、所々の長所を差し置いて最高に印象に残るおかしさというのは、海水が干上がった地球が壊滅寸前でマジヤベェ~ってのに、TVシリーズで主人公たちのたまり場となる下町の定食屋は絶賛開店中で、客入りも普通にあり、料理も普通に出していること、そして主人公がサバを釣ってきて「これでサバ味噌を作ってくれ~」等とのたまうところだ。いつも通りヒロインがキッチンで働いている、そんな平穏な日常の状況を描き、それが壊れるのが一番グッと来る悲劇である、というのは理解すれども、普通、子ども向け番組でもここまで大胆な設定無視の御都合はやれない。脚本家・米村正二の自尊心を殺しエンタメに徹する意志はすごい。脱帽である。

また、ゲストのスーパーヴィラン、金色のライダーこと仮面ライダーコーカサスとして、当時K-1で人気の格闘家・武蔵が登場するのだが、これがまた本人像とかけ離れた「薔薇を愛でるナルシスト敬語キャラ」で面白い。本人の空手の型から繰り出される変身ポーズは見応え充分なのだが、どう頑張っても「私の薔薇に彩りを加えましょう。裏切り者の赤い血と屈辱の涙を」「薔薇が見つめてくれるのは最も強い者だけ」とかキザな口上を述べるキャラには見えないのでえらく面白い。

このキャラ、元は狂言師の和泉元彌の配役だったのだが、お家騒動でゴタゴタしていたのでオファーを取り下げ、そのまま武蔵に渡したらしい。もう、どうにでもしてくれ……(というか、どうにでもした結果がこれなのだ)。

他にも、大気圏外から放り出されて流星になりながら組織への忠誠を叫ぶ熱狂的な軍人ライダーなど、シリアスなはずなのに俳優の演技力不足だったり演出が唐突だったり噛み合わないせいで失笑を買う諸要素が重なって、本作は正に愛すべき珍妙な逸品として成り立っているのである。私はこれを平成ライダー劇場版随一の珍作・怪作として記憶にとどめておきたい。

このレビューはネタバレを含みます

某大ヒットしたアニメ映画を観た際、感じた既視感の理由の1つ。

・巨大隕石が落ちてくる
・主人公の動機がヒロインを守ること
・過去へ飛んで未来を変える

ほぼ大筋のプロットが同じ……
こちらはジョンバール分岐点等のパラレルワールドの問題が出てくるし、上手く用いていると思う。

しかし、薔薇を持って現れる武蔵には失笑。
>|