オーウェン

ハートブレイカーのオーウェンのレビュー・感想・評価

ハートブレイカー(2001年製作の映画)
2.7
詐欺師ものの割には一向に盛り上がらない。

これはひとえに女性が詐欺師のため、色気だの泣きだの手口がせこいことにある。
そして軽快さがない。
こういう詐欺ものは騙す快感がないと白けてしまう。

ただその中でもシガニー・ウィーバーはやはり貫禄が違う。冷徹な女でありながらもセクシーなコメディ担当。
シガニーが出ているシーンは退屈することはない。

おかしいのはハックマンの使い方。役柄とはいえこんなボケた爺さんなら別に誰でもよい。
最後もこの手のお決まりのほのぼのモードにすり替わり。

「スティング」然りな詐欺ものは、最後こそ痛快にしないと作品が締まらないよい例。
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