広川なつき

緋色の街/スカーレット・ストリートの広川なつきのレビュー・感想・評価

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平凡な世界観だし驚きも無いのに、とにかくストーリーが面白いというだけで飽きずに最後まで観れたっていうことに尽きる。ところどころでどこか心暖まる展開も、そこから結局悪い方向に向かう暗さも、どっちも楽しい。
ハリウッド時代のラング監督の映画を観たのは初めて。白黒の画面の雰囲気が相変わらず良くて、衰えてないと感じるけど、演出以上にダドリー・ニコルズの脚本が良いのでは、とも思う。でもやっぱり最後の場面の街の闇があるからこそ記憶に残る。
広川なつき

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