緋色の街/スカーレット・ストリートの作品情報・感想・評価・動画配信

「緋色の街/スカーレット・ストリート」に投稿された感想・評価

magoーtk

magoーtkの感想・評価

4.2
U-NEXTの見放題作品に追加されてたので早速視聴。
フリッツ・ラング監督の王道フィルム・ノワール。

実直な出納係の中年男が偶然出会った恐ろしく美しい悪女(ファムファタール)に恋に落ちてしまうことから道を外し、破滅へと向かうという典型的なストーリー。

中年男は女を女優だと信じていて彼女のために必死で金を工面する。
女は別の男と手を組み、中年男を利用し、金を絞り取り続ける。
男には絵を描くという趣味があるが絵が売れたことは一度もまだない。しかし才能はあるようだ。その才能にすら女の魔の手は忍び寄る。

詩的リアリズムを代表する映画作家ジャン・ルノワールの作品を原作に、
ドイツ表現主義の代表的な作家であったフリッツ・ラングが監督を務め、『飾窓の女』(フランス人がフィルム・ノワールを"発見"するきっかけとなった作品)のキャストを集めて製作したという、どこまでも限りなく正統派なアメリカ製フィルム・ノワール作品。
アメリカ製フィルム・ノワールはまずこれから見るのがいいかもしれない。
とにかく面白い。
そして悪女は美しい。
Wednesday

Wednesdayの感想・評価

2.5

話が全く合わなかった……
カットや演出は美しくて好きだったけど、どうしても"善良な男が1人の女のせいで堕ちていく"系の話苦手なんだな…

女の為に手を汚すのも自分の自信の無さから絵の作者権を譲るのも何一つ理解できないしキティの行動もバカバカしくてキツかった。

最初のuniversal pictureのタイトルロゴが古すぎて (おい大丈夫なのか…) と思ったけどフリッツラングの名において美しくない映像が出てくるわけなかった🤷🏻‍♀️🤷🏻‍♀️
モノクロなのに彼が撮るとどうしてこんなに甘い色になるんだろう?
収納係として真面目に働き
絵を描く事が趣味の中年男が
1人の若い女性に恋をする話。

ベネットのファム・ファタールっぷり🤤
部屋の中でタバコ投げてたで😨笑
しかもあんな精神状態の人を
笑い飛ばすとか正気の沙汰ではない🤦‍♂️

扉が開いてそのまま口論になるシーン
ハラハラするし最高やった👏

中年男はロビンソンが演じるんやけど
この人の笑顔が癒されるねんな🤣
あの可愛いしわくちゃ笑顔を見ると
余計にあぁぁあ....😭
あかね

あかねの感想・評価

4.3
大好きフリッツラング!!
これは大傑作。たまに劇場公開とか
あるけど基本的にこれは購入しか
なくて悩んでいたら配信きた!!
まさかすぎてこの勢いでユーネクで
フリッツラング増やしてほしい👏!

ノワールの次男の牡犬って作品を
ラングがリメイクしたやつ。
巨匠が巨匠リメイクって鼻血もん。
相変わらず光と影の描写が優秀。

純粋無垢のおっさんの哀れな人生。
ほぼ童貞な60代のおっさんの悲しき愛。
若い頃から恋愛に縁がなく
挙句結婚した奥さんは鬼嫁で
家事もしない、文句ばっかり
いう人でおじさんの生き甲斐は
絵を描くことのみ。
ある夜に若い女と出会い人生が
変わってしまう.....

傘がやんわりボロだったり
何気に猿がいたり小さな演出もよい!

カフェで飲んでる途中に
ファンデの粉ばふばふにはたいて
塗るのは美人でも嫌すぎる笑笑🤣🌸

おじさんが趣味で書いてる
絵が落書きにみえて
かなり高額に売れてしまうことから
事件が起きるんだけど...

ラスト付近で
醜い親父!しね!みたいに言われるのは
可哀想すぎて...
そっからの怒涛のホラーぽさ!!
無垢からの覚醒ほど怖いものはない。
もう畳みがけであれよあれよとラスト。

ただ、おじさん最初からいい人すぎて
みんなにいい人だったし
恋愛に無垢すぎた60代のおっさんの
哀れすぎる人生は泣けてしまった。
いい人なのに報われない。
いい意味で胸糞で辛かった。
生き地獄ってこのことなのね...
フリッツ・ラングの未レンタルDVDをちょこちょこ集めたりしています。これは傑作。フィルムノワール的画面のカッコ良さ、そしてラストの凄まじい恐ろしさ。
ストーリー面白い。90分に色んなものが詰まってる。

リメイクとのことで、オリジナルも見たい。
yoshimi

yoshimiの感想・評価

4.5
この映画でも絵画への「署名」という純粋な記号によって登場人物の本姓=本性の齟齬が生じてる。『死刑執行人〜』や『暗黒街の弾痕』では、そうして人物は死に至る訳だが、本作では主人公クリスは「別の」男を愛していたキティを殺害し、「別の」作者を是認することでジョニーをも殺害し、本姓を奪還して生き残る(死なせて貰えない)。そんな彼を横目に、モデルによるセルフポートレイトと偽られた複雑な主客の複合体としての絵画は、本姓の行き違いを孕んだまま一人歩きしてしまう YouTubeで見たけど画質が良すぎて嬉しかった
ネット

ネットの感想・評価

5.0
2020.5.24
パソコンの小さい画面で見たら大傑作。前にシネマヴェーラで見たときより面白かった。まず普通に話が面白い。

2018.8.13
ジョーン・ベネットのあらゆる動作に惚れ惚れする。煙草は投げ捨てるし、ブドウの皮は吐き捨てるし、エドワード・G・ロビンソンに妻がいるとわかるとプークスクスするし、囁き声も「扉の陰の秘密」の時に負けず劣らずの邪悪さがある。完璧!
最後のホテルで幽霊の出現を期待してしまったのは自分の悪い癖だが、この作品における幽霊(もしくは呪い)は絵画として提示される。平面にベタッと貼り付けられた美と悪のアイコン。ラストはゾッとした。

好き度としては、4.5から5になる可能性はあるのだが、割と寝ていたため全貌を把握しきれていなくてモヤっとする。ヴェーラの椅子に座った瞬間、体が疲れていることに気づき「これは寝るな」と思ったら、案の定寝落ちしていた。ちゃんとDVD買って見たいが高いなあ。
ekn

eknの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

大傑作。
字幕を追うのが勿体ないほど美しいジョーンベネット、存在だけでサスペンスを生み出すダンデュリエの豪華セット。“会社の金を盗む”と“妻を殺す”のフックが常に眼前に垂らされているような緊張感が、エドワードGロビンソンの名演によって引き出される。ロビンソンに言い寄られることを拒絶するベネットも最高。SICK!SICK!SICK!
ラストの贖罪の機会を永遠に失った男と自画像により永遠の美を得た女の対比は強烈。『ジェニーの肖像』を観たから余計に…
『ビッグアイズ』的な詐称や死んだはずの妻の元夫の登場(自画像によって時間経過を表現していた!)など、息つく暇もない構成。
どんどんめんどくさいことになっていくが、ややこしくはなってない創作臭さに、ルノワールと飾り窓の女を繋ぐベネットのデカい絵がイイ。

ダンデュリエに寄せ過ぎたのかベネットは悪いというよりアホっぽいが、ロビンソンに対するキモがり方がガチ目で名演。
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