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花のお江戸の釣りバカ日誌のmatchypotterのレビュー・感想・評価

花のお江戸の釣りバカ日誌(1998年製作の映画)
3.4
9の次はシリーズ10なのか、これなのか、よくわかってないけど、どうせどっちも観るし、これは番外編的な“お江戸”だし、えいやー、と。

これで、11作目、か。SPが1つと、この“番外編”。

番外編で、しかも、“お江戸”なもんで、完全にいつものシリーズから逸脱するもんだから、もはや、製作陣も、出演者達も、、、やりたい放題の印象。

そして、その勢いでお祭り騒ぎの様相。
冒頭から、浜崎伝助(ハマちゃん)が池のほとりで釣りに没頭してると、、、ダチョウ倶楽部に、マナカナ。

伝助がなぜだか人相書かれてお尋ね者になってる、、、マナカナが仇だと立ち向かってくる、、、でも、伝助に釣りしましょと言われてマナカナ釣りに微笑む。マナカナ、可愛い。

いつもの鈴木建設が、“庄内藩江戸屋敷”。
時代は幕末でどこの藩も緊縮財政だから、金がないから節約節約と耳が痛いご時世に、この屋敷の“ご家老”、スーさんが頭を悩ます。

という、大枠はあるものの、基本的なフォーマットは変わらない。

色んな大変なことがあれど、困り果てても、身分違いのボロ長屋住まいのハマちゃんと、“ご家老”スーさんが“釣り”で出会い、辛気臭いこのお江戸のご時世に元気と喧騒と幸せを運び、活気を作り出す。

ハマちゃん、なんやかんやで士官できて、奉公するも、、、ハマちゃん、いつもは“仕事しない”のに、今回は“仕事できない”というか、“超がつく役立たず”扱い。

だけども、スーさんがそれとなく釣り仲間として擁護しながら、、、伝助が仕事や奉公の枠を超える騒ぎと安らぎを運び、とんでもない展開になる話を散らかす、いや、まとめる。

今回は浅田美代子“みちこさん”、出てこない。残念。
ということは、伝助は独り身ということになり、、、はて。
で、出てこない代わりに、ノリピーと黒木瞳。

伝助の妹役にノリピー、伝助が思いを寄せるスーさんの娘が黒木瞳。
この2人の美力、、、尋常ではない。

“ご家老”を“ご隠居さん”、なんか例の徳川の水戸光圀公のアレを思い出す。
お屋敷の女中さんの着物、これ、志村けんの例のお殿様のアレを思い出す。

相変わらず、ハマちゃんは釣り以外は能天気でまとまる話もまとまらないようなグズグズ感。

スーさんは“ご家老”感があって、言葉遣いもあってか、いつも以上に厳格なイメージ。

その“ご家老”スーさん、お役御免になってしまい、その真意を問いただすために庄内藩まで旅をする。
伝助が“釣り”をエサにされて、その道中についていくハメに。

ただただ、大人しく釣りをしていたいだけなのに、どんどんどんどんあれよあれよと巻き込まれる『花の“お江戸の”釣りバカ日誌』。

ハマちゃん、ホント、モテるな、羨ましい。
最後は松竹の歌舞伎座、というか、ディズニーランドのショーみたいになって、、、“合体”。

黒木瞳の「あ〜れ〜」は永久保存版かと思われる。

そして、従来のシリーズとそう繋がってくるんだな、なるほど。

今日も、良い1日でした。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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