この映画を最初見た時には、とてもくだらない内容で、天国でも地獄でも、どっちでもいいだろと思った。
ところが、数日後、世間でいうところの何不自由なく、努力も無く、世間体や賞賛があり、一見、人々が羨む人生は、とてつもなく意味が無く、くだらないという事が理解出来た。自分が手に入れたいと思うモノが、実はとてもくだらない。だから、人は、自分に与えられたモノ、試練だろうが、不運だろうが、不幸だろうが、そういうモノを乗り越えないと意義ある深いモノにならない。
ゆえに、自分の人生を全うに生きる事が、一番意義深いのだということに気づかされる。表層的ではない、偽りない自分の人生を。
ひょっとしたら、逆説的に、これらを気づかせてくれる名画なのかもしれない(笑)