ユダヤ人収容所の所長に就任した父親の息子ブルーノと、その収容所に入れられている少年シュムールの交流をメインにあまりにも重く、あまりにも切ないエピソードが展開する。
目を背けたくなる日常。
母親やブルーノなどまともな登場人物がいることに少しの安堵感はあるが、全編重たく切なく悲しい物語。
それにしても酷すぎる歴史。
戦争は絶対起こしてはならないというプロパガンダが強く伝わってくる。
2人の少年の演技が素晴らしいからこそより心の奥に響く。
それにしてもあまりにも強烈なまさかのラスト。
心に重たく残る作品でした。