のんchan

縞模様のパジャマの少年ののんchanのレビュー・感想・評価

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)
4.1
この作品は自分の中で無意識ながらも避けていたような気がする。
レンタルが始まった頃、足繁く通っていたビデオ屋で、いつも手には取るんだけど、また戻す... そんな繰り返しをし、何故だか借りれなかった。
今日がU-NEXTの配信最終日という事で思い切って鑑賞。

なるほど、そーーいう観せ方だったのね。
ゾワッとする凄い衝撃💥
頭をハンマーで殴られたような...
地の底に一気に落とされたような...

沢山のホロコーストの作品は観てきたけれど、これはもしかすると1番リアルでキツイかも?残虐な描写は一切無く、ただ1枚の鉄の扉が冷たく映る。これはかなり心理的ストレスになりそう😖


主人公がナチス将校の父親を持つ8歳の少年ブルーノ。澄んだブルーグレーの瞳が印象的。姉は12歳なので、父親の仕事やナチスの事情をそれなりに理解していた。
が、まだ8歳のブルーノに両親は戦争の事を何も教えていなかった。
まだまだ友達と冒険ごっこがしたい年頃。

父親が出世し、ホロコーストの指揮官となり、ベルリンから見知らぬ地へ家族で引っ越しをする。
ある日、自宅の側にある不思議な有刺鉄線。その向こうに縞模様のパジャマを着た少年がいた。その少年は同じく8歳でユダヤ人のシュムール。お互い心に生まれた友情を少しずつ育んで行く。
やがて、純真無垢な友情がとんでもない結末を迎える…


これは凄い...衝撃の傑作ですね🌟
多くの人が観た方が良いし、それこそ8歳位から観せて戦争について指導したら良い作品であると感じました。
のんchan

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