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夜を殺した女
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『夜を殺した女』に投稿された感想・評価

Cem
4.0
人妻子持ちドヌーヴと、脱獄逃亡中の凶悪犯が出会ってしまった!2人は肉体を重ね溺れ堕ちていく。秘められた情事の歯車が狂い始めた時、裏切りと追跡のゲームが始まる😆音楽はフィリップ・サルド

はぁ、、教会の鐘が鳴り響くフランス南西部の田舎町とドヌーヴが美しい✨これだけでもう満点!!『2人のところへ行くわ』と赤いスポーツカーを突っ走り自殺する女がサイコー🎶『病気じゃないわ!今までは自分を抑えてたの』と最後の最後ドヌーヴの心の内が聞けて良かった🥺ドヌーヴの横顔ショットが眩くて完璧🧡
ねね
4.2
冒頭で主人公の息子が自転車に乗って家に飾る花を摘みにくる場面。まさかのキョウチクトウ(猛毒)なんて!?と思って見始めたら、なんてこっちゃな展開。花言葉は「用心 警戒 危険な恋」!
これまた倦怠する地方のブルジョワ家にまれびと降臨の系統。全般的な場面や雰囲気に80年代っぽさが漂うその流れで配役がこうなった訳でしょうが、私的には全員に違和感。芸能人然としてて何か違う。監督はドヌーブの最期の車の中での表情が撮りたかったのか?とは言え、一気に感覚的に没入出来る映画たる手法の職人芸。
これもドヌーヴ主演の割にはレビューがチラホラなのが不思議。
akrutm
4.0
家庭という束縛からの自由と、一人息子に対する母親としての責任の狭間で揺れる一人の女性を描いた、アンドレ・テシネ監督のドラマ映画。

主人公の女性リリは、詳しい理由はわからないが夫が嫌になり、実家の近くで別に暮らしている。一人息子のトマは両親が別れたことでトラウマを抱え、寄宿学校では問題児のように振る舞っている。そんなトマはある日、実家の近くで脱獄囚の男性マルタンに出くわし、逃亡のための金銭を要求される。さらにマルタンがリリが経営するバーで彼女とも知り合うことで、やがてある悲劇が訪れる。

ちょっと昔の家父長制がまだ残っているような田舎の家族を舞台に、一人の女性としての自由と母親としての責任の間で揺れる一人の女性の生き方をじっくりと描いている、なかなか渋い作品。田舎の大自然に囲まれた穏やかな風景が、対比的にリリの沈んだ心情を浮かび上がらせている。アンドレ・テシネ監督のお気に入りであるカトリーヌ・ドヌーヴは、リリという地味で落ち着いた女性を演じている。『私の好きな季節』でもそうであるが、アンドレ・テシネ監督は「ブロンドのイイ女」というカトリーヌ・ドヌーヴの典型的なキャラとは異なる役で彼女を起用するのが特徴で、彼女もそれに十分に応えた演技を披露している。そして最後にリリがみせる決断は、頑固な意思を心の内に秘めた強い女性、本当の意味で自由を勝ち取った女性であることを見事に表現していて、とても余韻が残る良作である。

▶なお、『Le Lieu du crime(事件現場)』という犯罪映画っぽい原題は、本作の本質を表現しているとは言えない。邦題はいたっては意味不明である。さらに悪いことに、一般的に公開されている日本語での概要(解説)が、本作の内容をまったく理解していない人が書いたようなお粗末なもの。例えば、allcinema では以下のように書かれている。

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逃亡中の犯罪者と知り合ったことから、悪夢の罠におちてゆく人妻を描く、エロティック・サスペンス。リリは、夫と別居して息子とともに田舎町に住む美しい人妻。ある日、彼女の前にマルタンという青年が現われる。実は、彼は凶悪犯罪者で、脱獄してきたばかりだった。だが、マルタンに惹かれるものを感じたリリは、彼の誘惑に応じて情事を重ねてゆく。やがて、リリは二度と抜けられない地獄に足を踏み入れてゆく。
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本作は全くエロティック・サスペンスではないし、リリは情事を重ねない。そういうシーンは一度だけあるが、(内容を考えれば一目瞭然だが)官能的ではない。一人息子のトマに全く触れないのは、本作の内容を意図的にねじ曲げているか、もしくはまったく映画を観ていないかのどちらかであろう。明らかに下世話な興味で本作のDVD(VHS)を手に取らせようとする狡い意図が見え見えの文章である。

▶リリの母親を演じているダニエル・ダリューは、ジャック・ドゥミ監督の『ロシュフォールの恋人たち』やフランソワ・オゾン監督の『8人の女たち』などでもカトリーヌ・ドヌーヴの母親役を演じている。

(フランス滞在中に MUBI にて鑑賞)