ふじこ

グッドナイト・ムーンのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

グッドナイト・ムーン(1998年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初は子持ちの相手とお付き合いをするって事を軽く考えすぎてるイザベルにイライラするし、男という性を優先し過ぎて子供の事を考えていない父親にも腹が立つ始まり。
思春期を迎えた、しかも女児である長女が性を感じさせる親とその恋人を嫌悪するのは当然だと思うし、子供が家に居る内にお互い裸でシャワーにいる事実自体がおかしくない?母親の家に行ってる間とかじゃダメなのか?
それともこれは日本のごく一部の常識なの…?むしろわたしだけなのか?子供はいらないけど、思春期だった事はあるし、親は離婚してないけどもしそうだったらって想像する事は出来る。

わたしにも生活があるのよ、って言いたいなら世話や必要な子持ち男と同居なんかすべきじゃないし、実の母親に向かって娘を"生意気なひねくれ者"とまで言っちゃうメンタルはやっぱりナシだと思う。普通に独身男と暮せば良いのに。すぐ手に入る良いものだけが欲しいなら。
20代前半くらいの設定なのかな…ジュリア・ロバーツ整形前の顔かなぁ?あんまり出演映画観ないから分からんな。

もっと時間を掛ければ良いのに、と思っていたらなんか急に娘もイザベルも良いとこあるじゃん みたいになってて笑った。もう少し年が上だったらもっと拗れた気がするけど、12歳なりの単純さがあって良かった。息子は男の子だしもっと幼いなりにバカっぽくて大変可愛い。

母親が癌を再発する前からきっとイザベルも変わり始めていたし、この母親なら葛藤しながらそれに気付いて受け止める事が出来ただろうし、病気がなかったとしてもこの家族は上手く行っていたんじゃないかなぁと思う。衝突しながらでも。

最後の息子に語りかけるところでちょっと泣いちゃった。可愛いなぁ。本当に心からそう思って世界で一番愛してくれると言う確信があるのって、子供と犬くらいなんじゃないかと思っちゃうわ。

よく分からん邦題もアレだけど、義母 の一言の元タイトルも味気ないな…。
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