にこ

グッドナイト・ムーンのにこのレビュー・感想・評価

グッドナイト・ムーン(1998年製作の映画)
3.2
まだ親になったこともない、親になる心もない私には、あまりピンとこない作品だった。残念。
前に観たナタリーポートマンの水曜日のエミリアと似たストーリーで、実母と継母の子供を巡るストーリー。
本作では実母のジャッキーにある問題が生じ、子供との関係や継母との関係を大きく変えることになるのだけど…まあ想像通りのお涙頂戴な感じ。

子供は明らかに継母のイザベルのことを毛嫌いして、実母のジャッキーにベタベタ。
そりゃあいきなり現れた女にいきなり新しいママだよ〜ってそら無理があるのは当たり前なんだろうな。
本当のママと仲がいいなら尚更。
それで継母のイザベルは母親としてがんばるけど空回りでなかなかうまくいかない。
ジャッキーとは喧嘩ばかり、子供には認められない、イザベルがんばれ。
でもジャッキーの現状を継母も子供たちも知ると…残りわずかな親子の時間を大事に過ごし、母親のバトンを継母イザベルに託し和解していくんだけど、
なんだかなぁ。
イザベルと子供が分かり合えた描写はありつつも、確実に子供たちは実母に依存しまくってるし、ラストのあと、ジャッキーがいなくなってしまったあと本当にうまく家族をやっていけるのかな…と考えるとあまりいい家族風景が思い浮かばない……
逆を言えば、親子の絆は永遠に消え失せない、という綺麗な一面もあるのだけど、個人的になんとも腑におちない映画だった…
にこ

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