おばけ

ル・アーヴルの靴みがきのおばけのレビュー・感想・評価

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)
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まず、色味とお洋服が良かった。お洒落。

そして誠実な人には誠実な人が集まり、無言の信頼関係がある。そういったことを当然のように描いていることが素晴らしいな、と思った。

コンテナから移民の人達が出てきた時の無言の目の演技が素晴らしかった。慈悲を求めるような、諦めているような。すぐにこの人たちの人生について思わされた。

また、主人公と奥さんが愛し合っている様が劇中では少ないものの伝わってきて、まるで何十年もこの夫婦を見てきた気持ちになった。

警視と少年がドア越しに話すところ、少年と奥さんが出会うシーンも印象的だった。
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