おばけ

THE GUILTY/ギルティのおばけのネタバレレビュー・内容・結末

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

一人の偏見に固められた正義が生む罪がすごくわかりやすく描かれていた。
主人公は独自の歪な正義感があり、少ない情報しかない分、視野が段々と狭くなる傾向でこの悲惨なラストを迎えてしまう。初手、マチルデに弟(惨殺死体)と一緒にいて待っていてと言ってしまったこと…もすごく辛かったと思う。

視聴者側としても聴覚しか情報がないのにかなりの罪悪感を共感するし、緊張感があり、鬱になる。主人公が侵した罪(19歳の少年を正当防衛の名のもとに殺した)というのもラスト、会話で真相がわかるのもよい。また観ているうちにこの主人公なら自分の正義としてその罪を犯しかねないなぁと思わせるのもうまい。

とても濃厚な時間だった。
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