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ルートヴィヒ 完全復元版のadabanaのレビュー・感想・評価

ルートヴィヒ 完全復元版(1972年製作の映画)
3.7
狂王の異名を持つルートヴィヒII世
芸術に心酔し国政に興味が湧かない
前線に立ち疲弊する弟オットーを前に
私には戦争は存在しないとか言っちゃうからもう
真実に生きたいとて
エリザベートのロマンチック街道お城巡りも見どころだ
鏡の大回廊で哄笑は響き渡る
憧憬の人なのに会えない悲しみ
儚く美しく散ることはできたのか
ラストカットにゾッとする
ヴィスコンティにしかできない豪華絢爛の映像美は、一気見ができない4時間の超長尺だ

1886年当時ミュンヘン大学留学中だった森鴎外はこの訃報に直面する
鴎外も遊び場にしていたシュタルンベルク湖での事故は衝撃的であり、書き上げたのが「うたかたの記」であった
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