ルートヴィヒ 完全復元版の作品情報・感想・評価

「ルートヴィヒ 完全復元版」に投稿された感想・評価

寿都

寿都の感想・評価

4.9
お耽美。これが実在した王や城(ルートヴィヒが作ったお城は必見!)だとは、なんて夢のある映画だろうか。ヴィスコンティ監督のみに撮ることを許された題材である。これのリメイク作るなんて世紀の感違いですわ。耽美は中途半端では許されないのだというメッセージを確と受け取った。

美への忠誠心は、かけた金額に現れるのかもしれない。ルートヴィヒは人類史上最も美に浪費をしてしまった人。この王が国民に人気があったというのだから面白い。世が世ならギロチン百回でも許されないだろうに。しかし彼が作った城とワーグナーの音楽は、未来永劫に人々を楽しませてくれるのだから安い出費だ。その意味では偉大な王だ。美は無駄であり、幸福は無駄の中にあるとも言える。しかしルートヴィヒ自身は哀れな人生で、美に身を滅ぼされた。

ホモ色の濃い映画でありながらも、ヒロインがどの映画よりも素晴らしい。エリザベートは男女関係において女性が目指すべき女性像で、とても先進的。逆にゾフィーは女性が不幸に陥り易い思考の典型で、エリザベートの説教が的確すぎて大笑いした。ヴィスコンティは女のこともよーーーく分かっているなぁ。びっくりした。
美しい、完璧に美しい。
至福の4時間*:.。.*

豪華絢爛なバイエルン王族の世界と、それにぴったり溶け合った音楽(シューマンのピアノ曲やワーグナー)、ルードヴィヒ2世(ヘルムート・バーガー)の高貴さ、孤独、堕落、狂気。

語るべき魅力は尽きないけれど、やはり最も心打たれるのはルートヴィヒ2世の痛々しいほどの純粋さと孤高。芸術に心血を注ぎ公費を使い込み、結果として身を滅ぼした彼は、それでも国民に人気があった(らしい)。
いくら歯がボロボロになっても不摂生から肌が弛んでもオーラが溢れ、観客は魅了されずにはいられない。

他の俳優陣も皆素晴らしく、とりわけ彼が愛した従姉妹のエリザベト(ロミー・シュナイダー)には神々しささえ感じる。彼女の登場シーンはぱっと華やかになり心奪われる。

ここまで徹底した美意識と本物志向は圧巻。良いものは良い!としか言えない。

お腹いっぱい、ご馳走さまでした。
そして観るなら是非4時間完全版を♪ずっと陶酔しながらみていられる〜〜✨


※2年前に劇場鑑賞→DVDで再鑑賞
rose

roseの感想・評価

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途中で見るのやめてしまった、、。
勿体無いことをしてしまった。いつか必ず見る。
古臭さを感じさせない映画だった。
芸術に生きた王が悲しかった。
王であるがゆえにできた贅沢だけど、王じゃなかったらもっとのびのび生きれたのに。
カイリ

カイリの感想・評価

3.5
キャスト、ロケ地、衣装、豪華の一言。
4時間の長さはまさにワーグナー並みだが、飽きも来ず、必要十分な長さであった。
長さからいって、度々観る機会はなかなかないと思うので、観るならぜひ集中して大事に観たい作品。

冒頭に登場したルートヴィヒ2世は大変美しい。切れ長で潤んだくっきり二重の瞳は観るものの目を引く。ネットで検索した限りの肖像画とも似ている。
彼の、バイエルン王即位から死までを描く。

高貴な身分だけど、王として寛容で理性的、というよりは芸術肌で、感性優先。現実を見ず政治手腕は殆どなく、やがて心は暗くねじれていく。日本版を作るなら稲垣吾郎、北村一輝などがはまりそう。

女性陣もみな見目麗しく、みなこれでもかというほど豪奢な衣装を身につけている。重そうな、分厚いカーペットのような生地が多い。

ヘレンキームゼー城やリンダーホーフ城の豪華さは、訪問者が笑い出すほど。だがだだっ広さがかえって寂しく、外はずっと冬景色であり、彼の心情ともシンクロする。

ヴィスコンティが映画監督としてこんな作品を作れたことが羨ましい。
s

sの感想・評価

3.5
GYAO!
・イタリア語だからドイツじゃないのかと最初混乱した
・エリザベートにフラれたからって何故ホモになったwソフィーも美人なのに!
・長かったけど美男美女だらけだしお城の中とか衣装とか綺麗で見飽きなかった
スミカ

スミカの感想・評価

3.0
もしこの人が王でなければ、ワーグナーもノイシュヴァンシュタイン城もなかったのよなあ。
「同情されたくない」ってエリーザベトに会うことを拒否する場面が悲しい。
神話の中に生き、芸術とロマンを軸に政治を行い その為には国をも破滅させてしまう実在した王様の話。愛と情熱と虫歯の“狂王”。美しい外見。誰の手にも負えない狂ったロマンチスト。その危険で魅惑的な王を、美しい男を撮らせれば天下一品のヴィスコンティが描く。かなり長尺ですが名作です。
こめ

こめの感想・評価

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ごうかけんらん
背筋めっちゃいい美男美女ばっかだし、オットーは急にどうしちまったんだ~~~
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.1
 歴史の不勉強すぎててっきりベートーベン(ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン)の伝記映画かと思ったら違った・・←アホ。前半が面白い。エリザーベトへの隠せない思いから婚約破棄しちゃうわワグナーに心血注ぎ込んで税金を使いまくるわこれぞ貴族という感じ(偏見?)。OPの「常に謙虚であれ」って教えが全然果たされてないのに笑う。後半は狂人扱いされちゃうしでかなりつらいものがある。あと後半の顔が『スウィーニートッド』のジョニデぽくてちょっと笑う
atsu

atsuの感想・評価

4.7
台詞の一つ一つが心に残る。映像、音楽、演技どれをとっても素晴らしい。ノイシュバンシュタインに行くなら事前にこの映画を観て欲しい。ヴィスコンティは最高。
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