神聖なる一族24人の娘たちのmoonのレビュー・感想・評価

独自の文化や言語を守り続けているロシア西部の国、マリ・エル共和国。そこに住む24人の女性たちが織りなす生と性の物語。独特な死生観と自然崇拝的な考え方がどのエピソードにも反映されていて、笑える話もあればギョッとする話もあり…まさに異国のお伽話を読んでるようで新鮮だった

少女が大量のきのこを吟味しつつ「これくらいの人と結婚したいわね」と呟くエピソードがフッと笑えて良い。
キセリという飲み物を初めて知った(体にかけるものではないはず