L.A.郊外で地域住民が次々にヘビに噛まれて死亡するという事件が発生。猛毒ヘビの正体は、熱帯地方からの輸送中に逃げ出し、原住の別種と交配した3万匹以上の新種のヘビだった…というストーリー。
ジョン・カーペンターが脚本で参加したという、猛毒ヘビが郊外の田舎町を脅威にさらすアニマル・パニックです。
新任の消防署長は、猛毒を持つとはいえ、ガラガラヘビに噛まれて即死した犠牲者に疑問を持ち調査し、20年前に輸送中に事故で逃げ出した熱帯から来た毒ヘビが現地のヘビと交配して新種を生み、住宅地の開発作業で巣穴を追われたヘビたちが町に現れている事を突き止めるが、という内容です。
ジョン・カーペンターが脚本を手掛けたという事ですが、本当か?と疑いたくなるくらい普通のアニパニという感じの作品でした。
過去の事故で逃げだした毒ヘビが繁殖し、やがて人間を襲いだし、主人公は警告を発するも、有力者やそれと繋がっている町長は全く意に介さず犠牲者が増えていくという「ジョーズ」から続く定番の流れで進んでいきます。
登場するのはガラガラヘビで、噛まれたら即死する猛毒を持っていますが、それ以外は特別な所がある訳ではないので、襲撃シーンもヘビがシャー!と威嚇しながら噛む→犠牲者が悲鳴を上げて死ぬ、がパターンで絵面的にも非常に地味ですし、グロ描写もまるでありません。蛇から見た赤い視点映像もそんな印象に残るものでもなかったな。原題「SILENT PREDATORS」ですが、常に尻尾鳴らして音立ててるから全然SILENTでもなかったですね。犠牲者数も全体通して6人くらいと少数ですし。住宅地に現れたヘビが庭で犬と遊んでいた少女に狙いを定めた時に、犬に嚙まれて振り回されて倒される所は笑っちゃいました。あのワンちゃん忠犬過ぎ!終盤で巣穴の中で大量のヘビがウジャウジャいる所はちょっと気持ち悪かったですね。
新任の消防署長の主人公、開発を進める有力者の秘書のヒロイン、町でペット屋を営む老婦人、に主人公の友人のヘビ博士と登場人物たちは類型的な所もあるけどキャラは立ってたと思います。
クライマックスのヘビの巣穴に閉じ込められたヒロインの救出作業もそれなりにはハラハラできました。
最後は定番の爆破オチですが、あれで全部退治できたのかな?巣穴に戻ってなくて森の中にいる奴とかまたいそう。でも、そういう、「倒したと思ったら…」というお約束のオチはやらずにすっぱり終わりましたね。
カーペンター脚本とは思えない普通のアニパニ作品で、正直語る事はそれほどありません(笑)ただ、王道展開を外さずにきっちりやっていはいるので、この手のアニパニ作品見慣れてる人で、ヘビ映画好きな人なら楽しめる作品じゃないでしょうか。