Stroszek

ゴーストシップのStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーストシップ(2002年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

午後ローで流れそうな映画だし、実際に観たことがあると思うが、冒頭の甲板でワイヤーにより複数の人間の胴体が切断される場面はカットされていたと思う。地上波では流せないと思うが、実際にはどうだったんだろうか。

覚えていたシーン①カール・アーバン演じるキャラともう一人の船員が40年前の缶詰を「うめえうめえ」と言って貪っていて、「お前、なんか白いのついてるぞ」とよくよく見たら缶詰の中身は蠢く蛆虫だった、という80年代のホラー映画でよくあるシーン。

覚えていたシーン② アル中になり部下の顔を見間違えて襲った船長のガブリエル・バーンが水槽に閉じ込められる。あとになって悪魔に操られていたことが分かりヒロインが駆けつけるも時すでに遅し、船長は水中で溺死していたというシーン。

覚えていたシーン③ 命からがら助かったヒロインが、自分を救助してくれたクルーズ船に乗り込む悪魔の顔を見て絶叫するラストシーン。

水中に沈んだ難破船のお宝を回収するバウンティハンターたちと、人間の魂を回収する下っぱ悪魔とで、パラレル関係が成り立っているのが面白かった。90年代後半〜2000年代前半のホラー映画は、こういう小手先の辻褄合わせをして恥じないところがいいなと思います。
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