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2024年。
雨穴の同名原作に基づく。ネット上で、「この変な間取りは子どもを監禁し、殺しをさせるための間取りでは?」と推測するところまでは観た。正直、面白かった。この映画は間取りミステリーとしての面>>続きを読む
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2025年。
原題は"Accountant(2乗)"(会計士)だが、邦題は「コンサルタント」になっている。職種がまったく異なるがいいのだろうか。
AmazonとMGMが作ったから予算は潤沢なはずな>>続きを読む
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2023年。
タイトルから空港や鉄道といった交通機関を使った映画かと思いきや、海女さん海洋スリラーだった。それも非常によくできたシスターフッド物語でもある。
チュンジャとジンスクは親友同士。小さな>>続きを読む
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2023年。
思った以上にビターな結末だった。
金持ちの子弟を集めた男子寄宿学校バートン校が舞台。イギリスのパブリック・スクールのようだが、生徒の進路はコーネル大やプリンストン大に推薦入学という、>>続きを読む
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原作は柚木麻子の同名小説(2015年)。
神保町にある作家御用達の山の上ホテルを主要舞台とする。タイムスパンは1981年から1986年。
中島加代子は、相田大樹というペンネームでばるす(すばる)新>>続きを読む
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2022年。原題"The Unbearable Weight of Massive Talent"(才能の耐えきれない重さ)。
ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジを演じる。
借金まみれで、離婚した>>続きを読む
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1973年。原題"Don't Look Now"。原作はダフネ・デュ・モーリエの短編小説集"Not After Midnight"(1968年)収録の同名小説。
ニコラス・ローグ監督のアート・シネマ>>続きを読む
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1976年。
イギリス人監督ニコラス・ローグがアメリカを舞台に大規模予算で撮ったアート・シネマ。
水が枯渇しつつある惑星。家族を残して水探査の旅に出た宇宙人が主人公。地球に不時着してしまったが、持>>続きを読む
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1987年。原題"L'Ami de mon amie"、英題"Boyfriends and Girlfriends"。同監督の"Comedies and Proverbs"シリーズの 第六作にして最終>>続きを読む
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跡継ぎが謎の病気にかかる富豪一家。お祓いを依頼された巫堂(韓国の祈祷師)ファリムとボンギルは、風水師のサンドクと葬儀師のヨングンに力を借り、改葬とお祓いを同時に行うことにする。しかし改葬の結果、邪悪な>>続きを読む
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2020年。モキュメンタリー・ホラー。とは言え、ときどき明らかに劇映画の角度で撮影されているため、不徹底な印象を受ける。
カップルの男が彼女を滅多刺しにして殺害した事件のビデオテープ。幽霊が映ってい>>続きを読む
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1998年。『蛇の道』続編。
前作で復讐を果たした新島が虚無感を抱え暮らしていたところ、高校時代の友人岩松からある事業に誘われる。
黒幕のような人物、依田を演じる菅田俊の快演が印象に残る。新島と、>>続きを読む
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2024年。1998年のVシネのフランス版リメイク。
フランスのパリを舞台としているからか、Vシネ版のような曲がりくねった舗装道路は出てこない(山道は出てくる)。代わりに直線的なパリの街路が映される>>続きを読む
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1998年。
幼い娘を誘拐され、スラッシュビデオのために蹂躙され殺された宮下が、新島という謎の男と組んで犯人探しをする。
幼い娘が蹂躙される場面自体はなく、それを予想させるような誘拐場面もない。宮>>続きを読む
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2021年。原題"The Conjuring: The Devil Made Me Do It"。
実話をもとにしており、副読本を必要とするような映画である(参考記事→ https://screen>>続きを読む
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2023年。『きさらぎ駅』(2022)の永江二朗作品。
幼馴染同士の大学生の男女2人と専門学校生の女性1人が、離島のリゾートバイトに赴く。宿の2階のきもだめしをきっかけに、大学生2人は子どもの霊を見>>続きを読む
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2021年作、2023年日本公開。大友克洋の『童夢』にインスピレーションを受けたサイキックスリラー(映画ドットコムの記事参照→https://eiga.com/news/20230802/3/)。>>続きを読む
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監督デヴィッド・エアー、脚本カート・ウィマー(『リベリオン』の人)。
ジェイソン・ステイサムが法の及ばない場所で群れとしてのアメリカ社会の秩序を守る「ビーキーパー(養蜂家)」のアダム・クレイを演じる>>続きを読む
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それぞれが自分の考える正しいことをしようとしてるのに、ボタンのかけ違いで周囲の人を傷つけていく、みたいな。
しかしその「正義」を求める行動の根底には、深い傷つきがある。
ミルドレッド・ヘイズが"R>>続きを読む
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ヴィム・ヴェンダース製作のイギリスを舞台としたロードムービー。
BFI出資。
ディヴィッド・ボウイ、クラフトワーク等の音楽で彩られるロードムービー。
兄が浴槽で亡くなっていたと実家から連絡を受け>>続きを読む
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1993年。
テリー・イーグルトンが脚本に加わっている(英語版wikiによると、ジャーマンにより激しく手直しされたらしい)。
チャンネル4での放送のために製作されたテレビ映画。
ヴィトゲンシュタ>>続きを読む
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1989年。脚本・監督ピーター・グリーナウェイ。"The Cook, the Thief, His Wife and Her Lover."
ジャン・ポール・ゴルディエ衣装。レストラン内では赤、厨房>>続きを読む
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1978年。
Adam AntがKid役。
エリザベス一世らしき人物が登場し、小人症の侍女から盃を受け取り、ジョン・ディーに話しかける。
「処女より生まれし世界は/ 処女により生まれ変わるだろう>>続きを読む
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なんともやるせない話だった。
豊は死ぬ間際、何度も「ねえ、藤森さん。俺、存在した?」と聞く。豊が求めていたのは、交通事故で昏睡状態にあった10年間を取り戻すかのように、彼なりに精一杯生きることだった>>続きを読む
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1987年。British Screen、チャンネル4、ZDF提供。
Anglo International Film製作。
ティルダ・スウィントン、スペンサー・リー主演。
映像詩だが、『エンジ>>続きを読む
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1985年。British Film Institute制作。
台詞のない映像詩。
音楽はCOIL。BGMは何かに打ち付けるような音や静かな流水音。
ときどきジュディ・デンチが読むシェイクスピア>>続きを読む
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物理的暴力で除霊する名物ディレクター(本作ではプロデューサー)工藤仁が、異世界において有害な男性性の権化と化した自らと対峙する。
『きさらぎ駅』等の異世界迷い込み物を参照している。
オカルト研究家>>続きを読む
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転売屋の吉井良介が、彼に恨みを持つ人々による狩りの対象になる。
監督によるオリジナル脚本。現実に基づいているというよりは、寓話のよう。その点をいくつか指摘しておく。
・吉井が最初に買い叩く医療器具>>続きを読む
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監督の自伝的作品らしい。監督の母親役と前妻役が同じ女優。監督の母親本人も登場している。時系列が錯綜しており、エピソードがぶつ切りで繋がっているが、映像詩ということだからか特に説明はされない。
序盤、>>続きを読む
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1957年。原題"Paths of Glory"。原作はハンフリー・コッブの同名小説(1935年初版)。
脚本はキューブリックとジム・トンプソン。
実際に起こった"The Souain corp>>続きを読む
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2004年。英題"SHUTTER-Kod Tid Vinyaan"。
2008年には落合正幸監督で奥菜恵を幽霊役にハリウッドリメイクされている。
写真家のタンは友人の結婚式の帰り、彼女のジェーンが>>続きを読む
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絵本作家の父親、精神を病む母親、長男、養子の長女、夫婦の実の娘の次女が、母親の療養のために郊外の一軒家に引っ越す。ところがその家には固く施錠された倉庫があり、邪悪な存在がそこに眠っていた。
社長の葬>>続きを読む
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1978年に実際に起きた誘拐事件を題材にしているらしい。
主人公である釜山警察署の刑事が、貧しい霊媒師と組んで、解決に奔走する。
釜山警察署の刑事、中部署の刑事、ソウル署の刑事たちの合同捜査になる>>続きを読む
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「人にはそれぞれの事情がある」といった感じで、連続バラバラ殺人事件の犯人が野放しにされる。中盤の視聴ストレスが半端ない。
「奥さん、階段が血塗れになってたら通報しましょうよ…」とか、「警備員さん、身>>続きを読む
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近年の清水崇作品では最もいいと思った。
前半はGENERATIONSのことをよく知らない一般視聴者にも、マキタスポーツの目を通して各メンバーの個性を丁寧にお伝えする。全員、怖がり演技が上手い。
後>>続きを読む
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午後ローで流れそうな映画だし、実際に観たことがあると思うが、冒頭の甲板でワイヤーにより複数の人間の胴体が切断される場面はカットされていたと思う。地上波では流せないと思うが、実際にはどうだったんだろうか>>続きを読む