_Stroszek

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キング・アーサー (2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます。

2017年。6世紀に成立したアーサー王伝説にゆるっと基づいたファンタジー。

ガイ・リッチーのお家芸であるホモソーシャルなケイパー物を、円卓の騎士で行なっている。

以下、史実に照らし合わせて気になっ
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます。

2016年。

レインコーツと20世紀後半のフェミニズム本の引用が同時に起こる映画。5億点というしかない。

好きなシーン①本を読んで知識を身につけたジェイミーが「僕、フェミ二ストだから」というシーン
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます。

2016年。エイリアンの文字を解読しようとする言語学者の物語に、彼女の未来の記憶がさしはさまれる。

ルイーズはペプタポッド言語を学ぶことにより、未来の記憶を見る能力を持つ。

「未来が見通せるのなら
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スプリット(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます。

2017年。

多重人格のヴィラン(ヴィランズ?)、「群れ(The Horde)」のオリジン・ストーリー。

女子高生の中で唯一やたらと落ち着いて対応できるケイシー。これまでずっと怪物と暮らしてきた来
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます。

2014年。

カンヌのレッドカーペットで着物を着た主演女優をキムタクがエスコートしなかったことが話題になっている。

この映画の主役シーザーは猿だが、人間の女性が高いところに登るところをエスコートし
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます。

2017年。

姉のガモーラに訓練で負けるたびに、養父サノスによって身体のパーツを替えられていったというネビュラの壮絶な過去に驚愕した。妹の姿が毎週変わっていくのに気づかなかったガモーラはどうかと思っ
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます。

2016年。

ポルノ女優の命が安く消費されたり、若い女性がマクガフィンとして用いられていたり(彼女がマクガフィンでしかないのは、彼女の死後フィルムのリールが取って代わることからも明らかである)、いろ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます。

2016年。

主演2人が芸達者すぎる。なにあのシャープかつしなやかな動き。フォトセッション時のライアン・ゴズリングの顔芸はやばかった。劇場内でも笑いが起こっていた。

J.K.シモンズは『セッション
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます。

2016年。

原作小説がないのにも関わらず、よくこれだけ緻密で面白い物語が作れたな、と驚いた(脚本はBill Dubuque)。

冴えない会計士のクリスチャン・ウルフが主人公。彼の生い立ちと、現在
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます。

2014年。

ホラー映画なのに登場人物がヒステリックなパニックに陥らないことからくるゆったりとしたテンポと、歩調に合わせたドリー撮影が静かな雰囲気を生み出していた。デトロイトの廃墟の寂しさと相まって
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます。

深刻ながら不思議な軽妙さを湛えた映画。

若い神父のロドリゴとガルペがトモギ村の村人にもらった食べ物をかきこむ横で、モキチがラテン語で主への感謝の祈りを唱え始める。急いで食べ物を口から出す神父たち。
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます。

ドニーさんのアクションにはこれまでも度肝を抜かれてきたが、まさか「レーザービームが飛び交う中呪文を唱えながらただ歩く姿」がこれほどかっこいい「アクション」になるとは思わなかった。静の美。

終盤の「W
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ミュージアム 序章(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます。

幼女樹脂詰め殺害事件の冤罪疑惑を調査していたビデオジャーナリストの九堂仁。事件の真犯人と名乗るカエル男に娘を誘拐され、彼女の命と引き換えにミホという女子高生を攫うよう命令される。

最悪に胸糞が悪かっ
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます。

面白かったけど、どうしても納得が行かなかった点を取りあえずメモ。

国際映画祭に出品するような作品でしつこく女子高生の乳を揉むな。

新聞に「住民ほぼ無事」と書いてあったけど、普通死者の数を書くだろう
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます。

サバイバル映画らしく、人も情報量も少なくてよかった。海と岩とブイしかない風景で研ぎ澄まされていく緊迫感。

しかしナンシーがカモメの傷ついた羽根を治すシーン、あまりにも喉が渇いた彼女が捌いて血を飲むの
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます。

面白かったが、思想的には相容れない部分がある。「映画に政治をめちゃくちゃ持ち込んでる」ので、ちょっと書き留めておきたい。

とりあえず、熱いお茶とおにぎりを巨災対に差し入れする炊事担当の女性は、「社会
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます。

何度目かの鑑賞。

印象に残ったシーン。中盤、MBW(ミスター・ブレインウォッシュ)ことティエリー・グエッタが、母親の死から蚊帳の外にされた経験を話す場面がある。

そのトラウマから、すべてを映像に残
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます。

面白かった。

高倉教授が「俺は犯罪者を御せる、プロファイリングできる」、と考えているのに結局二度も痛い目に遭う。西野に関し、「虫も殺せない奴だろう」と言っていたが、サッサと西野家の母親を撃っていたの
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます。

エマニュエル・ルベツキによる自然風景の撮影は圧倒的なんだが、あと40分くらい短くできたのではないか。

移動の苦しさを一緒に体験できるという点では効果的なのかもしれないが…。

頭皮を二回インディアン
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ルーム(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます。

17歳で誘拐・監禁されたジョーイが信じられないほど頭がいい。

まず、誘拐犯に「オールド・ニック(悪魔)」というあだ名を付け、決してジャックとの接触をさせず、ジャックに彼を父親と認識させない。また、外
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます。

サブプライム・ローン破綻を最初に予測してCDSを大量購入し始めたマイケル・バリー。そんな先見の明がある彼について、エンディングのキャプションで「たった一つのものに投資を続けている。水だ」と出てくる。>>続きを読む

SHARING(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます。

2014年。ショートバージョン(ロングバージョンはよりスリラー仕立てらしい)。

心理学、予知夢、ドッペルゲンガーをテーマに取りこんだ映画。

東日本大震災から3年。亡くなった恋人を忘れられずに幻覚を
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます。

黒縁メガネにオーダーメイドのスーツ姿で髪を振り乱して戦うコリン・ファースとか、マシュー・ヴォーン監督は乙女の見たいものをよくお分かりである。

ある優しき殺人者の記録(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます。

クトゥルフのタイムリープもの。『コワすぎ!』シリーズの「トイレの花子さん」や「史上最恐の劇場版」で用いた手法と同じである。

サンジュンはこれまで25人殺している。その理由は、「27人殺せば幼い頃に交
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ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます。

"Camp Bloodbath"(1986年製作らしい)という映画内映画や、そのファンダムの名称"Bathematician"等、80年代ホラー映画への愛に溢れる。

「女が女を救う映画」でもある。タ
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ヴィジット(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます。

精神病院の騒動や噂を伝えに来る二人の訪問者がさりげない。シャマランは小説家並みに伏線の張り方がうまい。

キューブリックは"Fuck"で終わる映画(『アイズ・ワイド・シャット』)を作ったが、シャマラン
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます。

前半の描写の積み重ねから予測されることを、後半どんどん裏切っていく。

悲劇に襲われた妻、新薬の犠牲者に見えたエミリーは、セレブ生活を取り戻すために自分の夫さえも殺すサイコパス。

新薬開発で患者を利
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます。

Mに「関わった女全員殺さなきゃ気が済まないの?」(大意)的なことを言われるクレイグボンドのオム・ファタールぶりが凄い。ヴェスパーが付けていた「愛結び」("Love Knot")の首飾りの謎が解けてよか>>続きを読む

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます。

血涙を流す悪役ル・シッフルがあっさり組織の上層部から殺される。演じていたマッツ・ミケルセンのファンなので悲しい。

ミュンヘン(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます。

この映画においては、食べ物や食事に関わるシーンが非常に重要な意味を持っている。

イスラエル選手団の監督は、ホテルの部屋でパンを切っている。

最初にパレスチナの理論的指導者を暗殺するシーンでは、牛乳
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ザ・ガンマン(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます。

ショーン・ペン、イドリス・エルバ、マーク・ライランスという今をときめく渋みと艶やかさを誇る名優たちの競演!ハビエル・バルデムは寝取られ男役なので、いつものフェロモンは抑え気味である。

サンドイッチ形
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます。

原作との比較メモ。

一人称であくまでもユーモアを失わない原作のマーク。ときどきまるで余裕に見える。次々と難問を解決していく様子は、科学者というよりは魔法使いのようだ。

映画では彼のやせ細った様子や
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます。

知らぬ間に犯罪の片棒を担がされて秘密を抱えることになる子供が出てくるんだが、田中哲司が適当そうなノリの父親役で出てきてよかった。「これからの人生でたいへんな心の負担を抱えることになる子の父親がこの人で>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます。

元凶となる幽霊がそろそろ見飽きた長い黒髪の女幽霊じゃないのがよかった。

この調子で平山夢明先生の実話怪談も映画化してほしい。

作家が「事態は収束した」とナレーションしている中で怪異が映り込んでいる
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選ばれし者(2015年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます。

アダムの最初の妻リリスは、アダムとイヴの子孫から子供を奪い地獄に引きずり込む悪霊。彼女から1人の子供を救うために、6人の血縁者を犠牲にしなければならないという。リリスに狙われたアンジーを救うために、叔>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます。

ボンドが壊したアストンマーチンを観て、"I told you to bring it back in one piece, not bring back one piece"(車を丸ごと[in one>>続きを読む