記念の森にオープンしたキャンプ場で次々と惨殺事件が発生。それは森に棲む謎の獣人の仕業だった…というストーリー。
「恐竜戦隊ジュウレンジャー」をアメリカで再編集した「パワーレンジャー」のロバート・C・ヒューズ監督が手掛けたキャンプ場を舞台に謎の獣人が人を殺すサスペンス・ホラーです。
キャンプ場で発生した殺人をクマの仕業と考えたキャンプ場の管理人ジョージと、オーナーの息子で社会勉強のためにここで働くことになったデイビットは、捜索のために協力者を募り森に入るが、仕掛けられたトラップなどにより次々と命を落としていく。更に獣人ヒューマニアはキャンプ場にも現れ残った来場客を手にかけていく。皆がパニックになる中、ジョージにはある秘密があり、という内容です。
VHS時には「獣人ヒューアニマ」だったのが、DVD時「ヒューマニア」に変わり、更に「地獄のいけにえ」なる副題もついたりと微妙にややこしい作品です。
内容的にはキャンプ場とその周辺を囲む森に謎の獣人がおり、次々とキャンプ場を訪れた客達を手にかけていくというキャンプ・スラッシャーの一つですが、前半一時間近くは事が起こらずにキャンプ場を訪れたいい年して暴走族やってる連中やティーンエイジャー3人、キャンプ場の管理人ジョージやオーナーの息子でここで働くことになったデイビットとヒロインの様子などが描かれて、それを獣人ヒューマニアが物陰などから眺めているといった具合に進みます。ティーンエイジャーのテントに外から忍び寄って来てるの獣人かと思ったらクマだったのにはちょっと驚いた。しかも結構デカいし。DVDのジャケットには「獣人VSベトナム帰りのプラトーン軍団の血で血を洗う大戦争が始まる！」等と書いてますが、確かにベトナム帰りの大佐は登場するけど、捜索にちょっと参加しただけで自分のキャンピングカーに帰っちゃうし、プラトーン軍団が大戦争繰り広げるなんて展開もありません。某サイトの作品紹介では「いかれた軍人オヤジがブービートラップで人間狩りをする話などと書かれていて、何を観て書いてるのやら(笑)
ヒューマニアは原始人の様な格好した男で、ジャケットのような怖い顔ではなくて普通の兄ちゃんって感じの顔してます。その恰好と言い「フランケンシュタイン対地底怪獣」のフランケンシュタインに似てますね。罠に掛かってるウサギ助けたり優しい所あるし、犬を怖がる可愛い所もあります。何よりもその頭の良さが印象に残りますね。最初の犠牲者であるデブのクソガキが規則破って乗り回してるバイクを横転させた後、棒でバイクバシバシ殴り付けて警戒した態度とったりと、ずっと森の中の洞窟に住んでたからかバイクの存在知らなかったっぽいのに、翌日になったら車のエンジンメチャメチャにしてタイヤパンクさせたり、キャンピングカーの配線いじってガス漏れさせて爆発引き起こしたり、ガソリンに松明投げ込んで火達磨にしたり、挙句の果てにブルドーザー操縦したりと学習スピードが速すぎる(笑)その割に最後までウガウガとしか言わないし。人殺すのも自分のテリトリーに侵入して荒らすようなことするやつを排除してるって感じですね。
後半では森の中に捜索に乗り出した面々がヒューマニアによってバタバタと殺されていきます。首の骨折ったり、斧胸に叩きこんだり、杭が何本も立ってる落とし穴に落としたり槍で突き刺したりと手口は多彩だけど、流血がちょっとあるくらいでゴア描写はありません。
ヒューマニアの正体は管理人ジョージの過去が語られた時点で誰でも想像つきますね。あの洞窟にあった白骨が誘拐犯なのかな？
デイビットは一応主人公なんだろうけど、要所要所で博物学の知識披露したり、ジョージに変わってリーダーシップとったりするけど、結局ヒューマニアと戦うことなく、事件に対して何一つ対処できずにヒロインとキャンプ場逃げだしたりと主人公としての存在意義薄かったですね。
終盤の森に仕掛けられたトラップ回避しながらジョージがヒューマニアを追い掛けていく所はちょっと盛り上がりました。ラストは切なさを感じましたが、最初の犠牲者が出た時点でジョージが息子の仕業かもしれないと思って警察に通報させないように電話壊したせいで被害大きくなった所あるから、あの結末は自業自得ともいえるかも。ヒューマニアも父親と認識はしてたみたいだな。あのままずっと森の中で生きていくのか。でも、皆「ジョージが17年かかっても見つけられなかったんだから…」て捜索諦めモードだったけど、結構人殺してるんだから捜索して見つけなきゃダメでしょ。
正直凡作ではありますが、最後まで普通に見ることはできたかな。

キャンプ場にウホウホマン現る

キャンプを楽しむ若者たちをウホウホマンが襲うお話。
獣人ってタイトルだからもっと毛むくじゃらのビッグフット的なの想像してたらただの小汚いおっさんで笑った。

• #whdjp

コレは良かった。素晴らしい。♪

まずはこの獣人。パッと見たほとんどの方が
「霊長類最強女子」と異名を取った
某金メダリストの登場に沸くかと思われますが(笑)、
どうやら男の様です。

空き缶ポイ捨てしたり、木を切ったり傷つけたり、
バイク乗り回したり…といった、
自然に対する意識低い連中へ、キツイ御仕置きをかまします。
トラップや素手の怪力で、キルカウントを
ガンガン上げていくのです…！
―――最終的には、ほぼ全滅です！！☆

長らく手付かずの自然に囲まれた、メモリアル・バレー。
サングスター社経営のキャンプ場が、いざ開園という時に、
人身事故が起きたり、井戸に殺された犬が放り込まれたり、
出足から不穏な様相に。
まだ道も電気も通ってない状態だが、社長命令で強引にオープン。
言わんこっちゃないとばかりに、一人また一人と犠牲者が…。

身の危険を感じて、大半の客は引き上げていきます。
いや、普通はそうするでしょう。
…そうです。残ったのはバカばっかり。☆(笑)
管理人ジョージは、浮かれチキな若者や中年暴走族といった
パリピな素人連中にライフルを持たせ、即席討伐隊を結成します。
いいのか？

不快な騒音に苦しみ、バイクを獣と勘違いしてるかの様に
攻撃する割には、無線を破壊したり、
ガス爆発を起こしたりと、色々知恵が回る獣人。
―――極め付けが、ブルドーザーでの攻撃！！
運転できんのか？暗い中ちゃんとライトも点けてるし。
もう何だか良く分かりません。☆(笑)

はたして獣人の正体は、ジョージが17年間
この地で探し続けていた、“彼”なのか…？
終盤の、ジョージvs獣人の追跡劇は、
○○の対話にも思えました。

個人的には、獣人がビーチクノーブラ娘に抱き付き、
おっぱいを揉みまくって、興奮のあまり
サバ折りをボギッ！と決めてしまうシーンがツボ。☆(笑)