ジャイロ

ブラック・サバス/恐怖!三つの顔のジャイロのレビュー・感想・評価

3.6
チャンスをやろう……

向かうべき『2つの道』を……!!

チャンスには…『おまえが向かうべき2つの道』がある

ひとつは

生きて『選ばれる者』への道

もうひとつは!!

さもなくば『死への道』……!!

ブシャアーーーーーーッ!!

(本編とは全く関係ありません。分かる人だけ分かってください)


モーパッサン、トルストイ、チェーホフの3つの短編小説を題材にした3話構成のオムニバス。監督はイタリアのホラーの巨匠マリオ・バーヴァ。ゴシック・ホラーは嫌いじゃない。


『電話』

中盤のネタバラシからハラハラ感を味わう仕様。いろいろと先が読めるけど、逆にそれを楽しめる。小道具の使い方が上手い。電話って怖いね。なかなかに面白かった。


『ヴルダラク』

ボリス・カーロフ閣下自ら怪演していただけるとは恐縮です。吸血鬼ヴルダラク。この吸血鬼、とにかく顔色が悪いし、愛につけこむ仕様。ひどい。愛ゆえに人は過ちを犯す。なかなかの雰囲気です。楽しい。


『水滴の音』

これが一番怖い。このシーンのインパクト、トラウマ級にすごい。夢に出てきそう(涙目)。主人公ちょっと魔が差しただけでえらいことになるのですが、猫とか人形とか不気味な館にもほどがあるだろうに。つまり、雰囲気とっても良いです。

悪い想像を掻き立てる独特の間があって、次の場面はきっとこうなるんじゃない?をインパクト抜群の映像で見せつけてくれるマリオ・バーヴァ。なんだか分かりかけてきましたよ。


エピローグ

ラストwww

カーロフ閣下、さすがです(;ω;)