二瓶ちゃん

ポゼッションの二瓶ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ポゼッション(1981年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

アンジェイズラウスキーに関してはずっと見たいと思っていて、たまたまレンタル屋の棚で見かけたので衝動的に。

Cinefil Imagica

【狂っている、芯から】

もう、なんて言うか、怖い。

仕事で忙しくて、夜に途中まで見ては寝落ちして巻き戻して見直してを繰り返していたが、真剣な姿勢で何とか最後まで見届けた。

役者の肉体に狂気が憑依する様を、地下鉄なりホテルなりで長回しで撮っていく。

触手というチャーミーな要素もあるのだが、不倫話からの殺し、しかも妙にリアルな殺しで寒気ばかりした。

そしてイザベル・アジャーニの美しさと狂気的な演技。もう頭パンクしますよ。

そしてスタントマン必須であろう激ヤバアクションの連続。予告を見るとふんだんに使われている。

自分の脳内保管のためにストーリーをメモっておくと、妻子持ちの男が主人公でそいつの妻、アンナが不倫。相手のハインリッヒくんもいたのだが、妻には触手くんという相手がいて。でも主人公も一途でもなくて、ボブという息子の通う保育園の先生みたいな女とできてしまう。でも妻を探し続ける男。ハインリッヒはアンナとの仲を深めると触手くんに出会い、ショックになってしまう。ハインリッヒは主人公に触手が人間を殺しうることを警告する。しかしそんな発言など無視し、主人公は不倫の原因であるハインリッヒをトイレで鈍器🚽など殴打するなどして殺して、家ごと爆発させてハインリッヒを殺す。ハインリッヒの母も勝手に落ち込む。色々まずいことになってきたので保育園女にボブを預けておく。そして主人公がアンナに会いに行こうとするとそこには触手君によって殺されたアンナの友達がいた。触手及びアンナは警察に狙われている感じで、そこから逃げようとする主人公。しかし警察との銃撃戦で傷を負い、命かながら逃げ出した先にアンナがやってくる、触手くんと共に。狙われたアンナ触手、主人公の三人はやってきた警察によって蜂の巣状態になるが、主人公の造形を真似て変形しただろう触手君にとっては無意味な攻撃であった。傷だらけになりながらも何とか息は続き、凸凹の階段の上で抱き合い、キスをするアンナと主人公。アンナは主人公と共に自ら完全に命を引き取ることにする。そしてその頃保育園の先生もといボブのところに謎の客が来て、ボブはそいつが危険だと感じて風呂に何故か飛び込んで自殺。そして、触手君を殺すために世界規模での戦争が始まるのだった。

荒覚えだけどこんな感じだったと思う。

ストーリーも映像も、音楽と音声が一体化した音も良かった。

刺激が強いものを求めている、そんなあなたにおすすめ、ということでこの評価。