このレビューはネタバレを含みます
ドラマ版最終話の続きとして描かれる今作は当麻のスペックの謎が解明される。それは左手を通じて任意のスペックホルダーを蘇らせるというもの。
蘇ったスペックホルダーの能力を自在に使用できてノンリスクというからとんでもない。
ドラマ版の最後ではニノマエの力を借りて弾道をズラし、相手に当てていた。
今回の敵は相手の心を読む少女の殺人事件とその事件に巻き込まれる女の子、そして犯人の正体を追うというもの。
結果的に犯人は津田ではあったが、津田が何名も存在し、彼自身のスペックの謎が明かされる一歩手前まで進む。
新たな仲間も増えるが結局、彼らは一人は死に、一人は公安の仲間であった。
事件は瞬間移動する黒幕が実は占い師のすぐ近くで唯一生き残った少女だったわけだが、彼女のスペックはスペックホルダーのDNAを取り込むことで、その者のスペックを自在に使用できるという当麻と近いものだった。
最終的には死んだと思われていた少女は逃げ出し、工事現場の男を扮していた津田も逃げ出し、何の収穫もなかったわけだが、ドラマ版の最後の真相と左手の封印という謎の結末を迎える。
うーん。
なんだかなぁ。
左手を封じた件が強引。余りにも当麻が強すぎるから人道的に封じるなんて甘っちょろい設定だ。
それにタロットカードの謎は初めから占い師の子を蘇らせれば良かったのでは?