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アンソニーのハッピー・モーテルのbibooのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

まあとにかく近年の作品よりももっと脈略の無さが炸裂していて、良い意味で、なんでやねん!どういうこと?って突っ込みたくなるシュールなボケ満載。最近ほどの美術の情報量の多さはそんなにないけど、ウェスアンダーソンの”好き”の片鱗が詰まりまくっていて、この時期からこだわりたいものが明確である。派手なおそろのコスチュームで揃えてみたり、色んな国とかのカルチャーがミックスされてたり、突然日本好きを差し込んでくる感じとか。犯罪組織のヘンリーがちっちゃいポニーテルをして侍風味のコスチュームをしてるシーンとか吹いた。突然謎のスローモーションが差し込まれてハードボイルド風味になってるんだけど、登場人物たちがドジで渋くないから全然なりきれてないのとかウケた。
オーウェンウィルソンはデビュー作と思えんほどの存在感と安定感。
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