きりん

メロディー・タイムのきりんのレビュー・感想・評価

メロディー・タイム(1948年製作の映画)
3.3
『メイク・マイン・ミュージック』と同様に様々な音楽をアニメーションで表現した7個の作品から成るオムニバス映画。

特徴的なのは全ての作品がアメリカの題材で、作画のタッチがモダンになっていること。


セットリストは以下の通り、内容説明を添えて

「冬の出来事」
歌声に合わせた恋人たちのアイススケート。2匹のうさぎも可愛らしい🐰まさかのハプニングにびっくり!結構アクロバティックなことになってました笑

「クマンバチ・ブギ」
リムスキー・コルサコフの“クマンバチの飛行”🎶の映像化。音楽と映像がマッチしててとても楽しい🐝ウォルトと親交のあったダリの影響を受けた作画らしい。たしかにぽい🖼
私はこれが一番好きだった。音楽が軽快でリズムに合わせというか追われるように魅せる蜂が可愛い🐝⋆゜

「リンゴ作りのジョニー」
実在の人物である開拓時代の伝説ジョニー・アップルシードの物語。リンゴ大好きマンが守護天使の助言で愛と信仰とりんごを届ける🍎とても平和的で素敵な作品。

「小さな引き船」
引き船トゥートの物語をアンドリュース・シスターズが歌い上げる。擬人化された船たちが機関車トーマスっぽくて可愛い🚢

「丘の上の1本の木」
詩と絵とメロディのハーモニー🌳
1本の木が体験する四季が語られる作品。

「サンバは楽し」
ハモンドオルガンに合わせてドナルドとホセ・キャリオカがサンバを踊る。実写とアニメの融合作品。ブルーになったドナルドたちが色を取り戻していく描写がとても素晴らしい🌈

「青い月影」
西部の英雄ペコス・ビルの物語。
本作は『ピノキオ』のジミニー・クリケットを生み出したウォード・キンボールが力を入れて制作した傑作で、ディズニーがアメリカ民話を素材にした初めての作品とのこと。
ヒロインのスーがぶっ飛んでて結末もほんとにぶっ飛ぶからウケる🤣
ちなみに本作に登場する人物名はディズニーランドでもペコス・ビルカフェという形で見ることができる。


Disney長編アニメ #10
きりん

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