ぎー

バックドラフトのぎーのレビュー・感想・評価

バックドラフト(1991年製作の映画)
3.0
消防士の活躍、彼らの意志をテーマにした名作。警察や医師、軍人などと比較すると、消防士はなかなか大作で取り上げられることがないイメージがあって、新鮮に感じた。当然、火事の見せ場が多い!その迫力がとんでもない。最初は亀裂があった兄弟愛、夫婦愛が深まっていく流れは良かった。でも、どうして亀裂が生じたか、といった人間ドラマの背景の描き方が浅かった気もしたけど。。躍動感あるBGMの煽りも凄く、映画としての迫力は満点!ただ、ストーリーは突っ込みどころ大量!!子供を火事の消化活動に連れて行って良いのか?消防隊がホースも持たずにガス爆発に突っ込みすぎでは?(特に、アニのスティーブン。)結果、遭難した消防士を救出する任務が消防隊のミッションになってしまっているのでは?あたりは可愛いレベル。どうして放火犯のアドックスは市議会議員スウェイザックの陰謀を知ることができたのか?どうして爆発的火事現場の消火活動中に兄のスティーブンはアドックスを問い詰め始めたりしたのか?(結果命を落としているし。)そもそも放火事件の被害者達の関係性は滅茶苦茶明らかなのに、デニーロ演じるリムゲイル捜査官は犯人にちっとも辿り着けないのか。ストーリーの本筋でも突っ込みどころが多過ぎて、なかなか感情移入できなかった。公開当時としては映画の迫力がそれらツッコミ要素を補えてたんだろうけど。。
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