Ayuminnie

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦のAyuminnieのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

こちらも、クレしん映画で名作と名高いですね。

史実に沿っているわけじゃないけど、大方あの時代の史実に似た部分だったり、沿っている部分は少し有る。雲黒斎の野望よりは時代背景が明確。


そして何より驚いたのが、クレしん映画初じゃないかな?登場人物の死。
しかも、味方の死。

最後の最後、帰路についている途中で味方兵の誤射により又兵衛が射殺されて死んでしまうんだよね。
この作品最大の山場、と言うか、泣けるシーンはここじゃないかな。

又兵衛と廉姫は、心は結ばれていても身分の差で結ばれることは無かったけど、ここで永遠に結ばれることがなくなってしまった。


大人が観ても子供が観ても、間違いなくいろんな感情で涙が出るのがこの作品、


クレしんで人の死を描くことに対して、制作側はかなり意見が割れたらしいけど、この作品のインパクトはここにあって、ここで人の死を扱ったことは正解。
それだけ人に与えた衝撃も、印象も強くなったし、それによってリアリティが増した。


とてもドラマティックな展開の、泣けるクレしん映画の中でも逸脱した、万人に観てもらいたい作品です。
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