プペ

ケイヴ・フィアー CAVE FEARのプペのレビュー・感想・評価

ケイヴ・フィアー CAVE FEAR(2006年製作の映画)
2.6
サスカッチ、イエティ、ビッグフットなど、様々な呼び名がある未確認生物が神出鬼没に出現して人間を捕食しながら″暴れ回る″。
詰まるところ、ただそれだけのしょーもない映画である。

がしかし、侮るなかれ。
ただそれだけの″単純明快なストーリー展開″ながら、喉笛を噛み千切り、顔面を噛み砕き、内臓を引きずり出す、といった一連の「グロ」「ゴア」「スプラッター」や、直截的な「残酷描写」も見応えありで、モンスターパニック&ゴアスラッシャー映画の醍醐味を十分に堪能できる1本となっているのだから、いやはや畏れ入る。

たしかに、ヒッチコックの名作「裏窓」の要素とモンスターパニック物を混合させたような脚本は多少眉唾感はあるが、ある意味斬新だったと思う。
また、猿人型の怪物の造形はチープで着ぐるみ感丸出しゆえに、「どこのお遊戯会だ?」と何度呟いたか分からないけれど、同時にニヤニヤが止まらなかったことも事実。

そう、B級映画なんてものは、″楽しんだもの勝ち″なのである。




キンキンに冷えたペリエ、ガンガンに付けた暖房、カーテンを閉め切った暗がりの部屋…
それらを傍らに鑑賞を始め、だんだんと「こんな連休でいいのか」と自問自答したくなる日曜だった。
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