とりん

ザ・カーのとりんのレビュー・感想・評価

ザ・カー(1977年製作の映画)
3.2
ある平和な街に無人の車が襲ってくるという斬新な設定のスリラー映画。

まずその街を訪れた旅人が殺され、次に街の若い者が殺され、その犯人を捉えようとした保安官たちが次々と返り討ちにあっていく。
目撃者の証言からわかる運転席に誰も座っていないという情報。
車には銃でも傷ひとつつかないという防弾性、追い詰めても為すすべがない。
街の人たちがどんどんと恐怖に追い詰められていく様子がしっかり描かれていた。

決してコメディとかではなく、あくまでホラー映画に徹底している、意外にも楽しめた映画だった。
音楽があまりにも陳腐だなと思ってしまったが。

結局あの車がなんだったのかもわからずじまい。細かいことは描かず、純粋に無人の車が襲ってくるといった恐怖を、それに立ち向かう人たちを映画にした感じ。
数メートルを軽々ジャンプし家を貫くあのシーンは凄まじかったし、思わず笑ってしまった。
とりん

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