OneEyedJOKER

フェイズ IV/戦慄!昆虫パニックのOneEyedJOKERのレビュー・感想・評価

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タイトルの『フェイズ』とは“局面”、“段階”と言う意味を持ち、作品はタイトル通り昆虫(蟻)と人間の戦いが<フェイズⅠ>から<フェイズⅣ>の4段階で進行していくと言うもの。

本作は1971年にアカデミー最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した【大自然の闘争/驚異の昆虫世界】に影響されて作られているという事が解る。
作中の大部分を占める、蟻(本物)のクローズアップ…なにせ本作のカメラマンも
その【大自然〜】のカメラマンときているから、毛色が似てくるのは仕方がないのか。

驚かされたのは、登場する蟻の演技力!
作製当時はCGなど使っていないと思われるし、良いシーンを待って永遠長回ししろというのもそれこそコストがかかり過ぎる。
多少のアニメーション技法を使用していると思われるが、そこのところが知りたいものだ。

たいそうな邦題の割にはパニック要素は殆ど無く、学校の授業で観せられている気分になり、多少退屈気味になってしまった。

虫の生態系に興味のある方はご覧あれ。
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